3M™ ペトリフィルム™ 培地 「使い方のコツ」のご紹介
『操作ミスを防ぎ、検査精度を向上させる方法』

2019.1.16     

コラム一覧


製品の使い方を誤ると、プレートを無駄にするだけでなく、正しい検査結果を得ることができません。

今回はよくある操作ミスと正しい操作方法を4例ご紹介します。
日頃の手技の再確認にご活用ください。


事例1:試料液の接種の仕方

  • 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)試料液の接種の仕方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)

    【正しい操作方法】
    ピペットをプレートに対して垂直に立て、試料液を接種します。

    【誤った操作方法】
    ピペットをプレートに対して斜めに向け、試料液を注ぐと中心に乗らず、プレート外への漏れの原因になります。

  • 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)試料液の接種の仕方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)

    【正しい操作方法】
    ACプレートと同様に、ピペットをプレートに対して垂直に立て、試料液を注ぎます。


事例2:上部フィルムの被せ方

  • 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)上部フィルムの被せ方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)

    【正しい操作方法】
    持ち上げたフィルムをパッと落とすように被せます。

    【誤った操作方法】
    ゆっくり端からフィルムを被せると、試料液が端に寄ってしまい、プ レート外への漏れの原因になります。

  • 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)上部フィルムの被せ方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)

    【正しい操作方法】
    ゆっくり端からフィルムを被せることで、試料液とフィルムの間に気泡が入ることを防ぎます。

    【誤った操作方法】
    フィルムをパッと落として被せると、試料液とフィルムの間に気泡が入ることがあります。


事例3:スプレッダーの使い方

  • 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)スプレッダーの使い方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)

    【正しい操作方法】
    スプレッダーの凹んだ面を下にし、中心を軽く押して試料液を均一に広げます。

    【誤った操作方法】
    プレート上でスプレッダーを動かすと、試料液が広がりすぎてしまい、プレート外への漏れの原因になります。

  • 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)スプレッダーの使い方動画
    3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)

    【正しい操作方法】
    スプレッッダーの平らな面を下にして、中心を軽く押して試料液を均一に広げます。


事例4:接種直後のプレートの取扱い方

  • 接種直後のプレートの取扱い方

    【正しい操作方法】
    プレートは水平な台の上に置き、水平を保ったまま1分ほど放置します。

    【誤った操作方法】
    プレートを斜めに持ち上げると、プレート上の試験液が流れてしまい、プレート外への漏れの原因になります。


今回ご紹介したものの他にも皆様の検査の流れの中で確立した方法もあると思います。皆様に適した効果的な方法を見つけてみてください。