昨今、人手不足は大きな経営課題です。HACCPを始めとした食品安全マネジメントへの対応、レポート作成や監査業務の増加、従業員教育やコンプライアンスの強化など品質管理業務は増加の一途をたどっています。しかし、新たな人手はなかなか確保できません。そのような人手不足対策の切り札として、微生物検査の効率を上げることは非常に有効です。さらに、結果判定までの時間を短縮することにより、品質管理の現場から事業拡大への貢献も可能です。「3M™ ペトリフィルム™ 培地 迅速測定シリーズ」は、微生物検査の負荷を大幅に軽減し、人手不足を解消すると共に、事業成長をサポートします。
3M™ ペトリフィルム™ 培地 迅速測定シリーズはこのような課題を解決します。
「3M™ ペトリフィルム™ 培地 迅速測定シリーズ」は、従来の寒天培地※による検査法に比べ、検査プロセスをシンプルにすることができます。
培地調製や分注後の寒天培地の凝固にかかる時間が不要であることに加え、片付けも最小限で済むため、検査にかかる時間を大幅に削減することができます。結果として、一人当たりの検査処理数を増やすことができ、従来の寒天培地を用いた検査法に比べ、60~70%効率を高めることができます。
また、シンプルな操作ゆえに、OJTの時間も短縮することができます。
検査全体の所要時間が短くなることも、人手不足の対策に有用です。
「3M™ ペトリフィルム™ 培地 迅速測定シリーズ」では、従来の寒天培地に比べ、培養時間を50%短縮することができ、一般的な食品微生物検査項目である、一般生菌、大腸菌群、E. coli(大腸菌)、黄色ブドウ球菌を24時間で判定することができます。
培養時間の短縮ならびに統一は、品質管理現場において様々なメリットをもたらします。
例えば、培養器内の回転がよくなり、培養器内のスペースを効率的に使うことができます。また、検査結果を同じタイミングでまとめることができるため、レポーティング作業もラクになります。
その他にも、休日前の検査スケジュールが調整しやすくなり、判定のための休日出勤をなくすことができます。
さらに、培養時間の短縮は品質管理現場の人手不足解消だけでなく、事業全般にも多くの価値をもたらしてくれます。
例として、倉庫のレンタル代や冷蔵・冷凍庫の光熱費の削減、短納期の注文への対応、スムーズな製造スケジュールの調整などが挙げられます。