A. 詳細はこちらでご確認下さい。
A. 生理食塩水、0.1% ペプトン水 、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などがあります。
その他につきましては各製品の取扱説明書をご参照ください。
【注意】
クエン酸塩、重亜硫酸塩またはチオ硫酸塩が入っている緩衝液は、菌の成育を阻害する恐れがありますので使用しないで下さい。
A. 基本的には、下記URLの資料をご参考に試料液のpHを各プレートの適正pHに調整頂くことをお勧めいたします。別の方法としては、希釈倍率をさらに上げる、または緩衝作用の強い希釈液(BPWなど)で希釈すると、NaOHなどでpHを調整しなくても適切な結果が得られるかもしれません。この場合は一度検証頂くことをお勧めいたします。
3M™ ペトリフィルム™ 培地の種類によって試料液の適正pHは異なりますので、各製品の取扱説明書もご確認下さい。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)の場合は、上部フィルムから手を離し、フィルムを自然に下ろします。
3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)の場合は、気泡が入らないよう注意して上部フィルムを持ったままゆっくりと下ろします。
詳細に関しては、使用方法の動画をご参照下さい。
A. 生にんにく、生しょうが、生のネギ類、香辛料、抹茶粉末、コーヒー、高濃度の砂糖や塩などの場合、他の寒天培地と同様、10倍試料液では検体成分による静菌作用で微生物の生育が阻害され、3M™ ペトリフィルム™ 培地上でも集落形成が見られなくなる可能性があります。この場合、20倍や100倍試料液を作成するなど、希釈倍率を上げて試験を実施してみて下さい。
A. 接種後、培養前に冷蔵することは推奨していません。接種後は培養をすぐに始め、もし培養終了後に測定できない場合は、密封容器にいれて冷凍保存(推奨温度:-15℃以下)し、1週間以内に測定して下さい。
A. プレートの状態を変化させないよう、冷蔵(4℃)ではなく、-15℃以下で冷凍することを推奨しております。ただし、3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)挿入後の3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用プレート(STXプレート)や、3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用ディスク(SALXディスク)挿入後の3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート(SALXプレート)は、培養後保管せずすぐに判定してください。
A. 釣菌することができます。上部フィルムをはがし、釣菌したいコロニーの中心部に白金線や白金耳で軽く触れ、非鑑別培地に移植して下さい。
A. 200~400倍程度で、ほとんどのカビを観察することができます。
A. 各プレートの適正測定範囲を超えている場合は、1区画のコロニーを数え、プレートを分割している区画分倍数して推定菌数を算出することができます。複数の区画を数えた後、平均して1区画の菌数とすると、より正確に推定菌数を算出することができます。
A. プレートに微生物が測定不能多数(TNTC)存在する場合、プレートの接種領域の周囲やエッジに微生物が偏ってコロニーを形成することがありますので、さらに希釈をして下さい。
A. 例として、一般生菌数は標準寒天培地を用いて好気的な条件下で35±1℃、48±3時間の培養で発育した中温性好気性菌数のことを一般的に示しております。このように、一般生菌数は条件によって定義されておりますので、規定時間培養した時の菌数を測定して下さい。
A.
・プレートにバックライトを当ててコロニーのコントラストを上げて見やすくする
・3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)の場合は、3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)用のスプレッダーで薄く広げてみる
・希釈しなくてもフィルターバッグを通すことで見やすくなる場合ある
・検体の粒子がある程度大きい場合(ただしストマフィルターは通過してしまう程度)は、3分間程度静置して上清を採取する
・培養時間を推奨培養時間のうち、最長の培養時間を採用し、なるべくコロニーを大きくして見やすくする
以上の対策をお試し頂き、判定が難しい場合にはさらに希釈することをお勧めします。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 培地(やその他の一般的な培地)の適正測定範囲は、統計的な処理を行う際に、より真実に近い値が得られる目安として設定されています。
一般的な培地については歴史的なものとしてISO法やFDA BAM法、食品衛生検査指針などに値が記載されています。3M™ ペトリフィルム™ 培地の場合には、認証を取得する時点で最適な値を個別に設定しています。
A. フォームダムの上のコロニーは測定対象外です。フォームダム上では栄養成分や選択成分が十分でない可能性があるためです。第三者認証取得時もこれらのフォームダム上のコロニーは測定しない方法で妥当性を確認しています。
A. 菌の有無に関わらず、必ずオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などを用いて滅菌後、廃棄して下さい。
廃棄について条例等で定めがある場合は、それに従ってください。
A. 湿気を嫌うため、室温保存または冷凍保存します。
【室温保存】
袋の開口部を折り、テープやクリップで閉じます。密封できる容器で室温(25℃以下、相対湿度50%以下)の部屋、あるいは空調の効いた部屋で保存し、開封後1ヶ月以内に使用してください。
【冷凍保存】
試験室が25℃以上で、相対湿度が50%以上、空調が無い場合は冷凍保存をお勧めします。袋をテープで閉じ、密封できる容器に入れます。製品は袋に記載されている品質保持期限以内に使用します。冷凍庫の自動霜取り装置は使用しないでください。
開封前に冷蔵保管している場合や、開封後に密封して冷凍保管している場合には、急激な温度変化による結露を防ぐために、密封された状態で常温に戻してからプレートを取り出してください。
※3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)は、上記室温保存条件下で保存した場合、開封後6ヶ月以内に使用してください。また、冷凍保存された場合は、品質保持期限以内までに使用してください。
※3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート・ディスク (SALXプレート・ディスク)の開封後の保存条件はこちらからご確認ください。
A. 一般的に、冷蔵庫のほうが冷凍庫よりも湿度が高いことと、冷蔵庫は温度変化が大きいために結露しやすいことから、より確実性の高い方法として、密封した上で自動霜取り機能のない冷凍庫で保管するか、25℃以下湿度50%未満での室温保管をお勧めしています。
また、冷凍庫から取り出した際の温度変化による結露が問題となりますので、密封された状態で常温に戻してからプレートを取り出すようにお願いいたします。
また、冷解凍の繰り返しも同様の影響を与える可能性がありますので、少量のプレートを複数回に分けて使用する場合には、事前に小分けしたものを密封・遮光して、冷凍保管することをお勧めします。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)に増殖速度の速い酵母が生育する場合もありますが、35℃48時間の培養条件は酵母の生育に最適ではありません。真菌の測定には3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)や3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母迅速測定用プレート(RYMプレート)など、真菌測定用のペトリフィルムのご使用をお勧めいたします。
A. いいえ、染まりません。
また食品残渣は不規則な形でプレート上に現れ、通常これらは容易に細菌のコロニーと区別することが可能です。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)では、培地中のTTC指示薬により、細菌のコロニーは赤く染色されます。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)に使用されている指示薬はTTC指示薬(2,3,5-トリフェニルテトラゾリウムクロライド)です。
A. ほとんどの細菌は3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)上で赤色のコロニーとして出現しますが、一部の乳酸菌や一部のミクロコッカスはTTC指示薬と反応する脱水素酵素を持たず、赤色に染色されにくい場合があります。 また、標準寒天培地と同様に既定の条件の時間で発育しにくい菌も存在します。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)にはPseudomonas属は通常出てくる菌と考えられます。通常生育は特に遅くはありませんが、菌種や菌株によってはやや低温を好むものもおりますので、培養温度の影響で生育が遅くなる可能性は考えられます。
A.3M™ ペトリフ対策法としては以下があります。
1. 希釈倍率を上げる
2. 培養24時間後で一度カウントする
通常の培養時間よりも短い培養24時間後の段階で一度確認することをお勧めしております。
3. 使用するスプレッダーをYMプレート用スプレッダーに代える
液状化は、その液状化を引き起こす細菌のコロニーの周囲から広がっていきます。
そのため、3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)のスプレッダーよりも面積が広い3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)のスプレッダーに代えることにより、液状化の影響が及ぼされない部分を確保できます。
4. 培養温度を35℃から32℃に変更する
通常、3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)の培養温度は35±1℃ですが、32℃に変更することによって、液状化の原因である「細菌が産生する酵素」を産生しにくくします。
5. 3M™ ペトリフィルム™ 生菌数迅速測定用プレート(RACプレート)に変更する
3M™ ペトリフィルム™ 生菌数迅速測定用プレート(RACプレート)は培地成分の工夫により、3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)より液状化がしにくくなっております。
生菌数測定に一般的に使用される標準寒天培地でも、このような細菌はコロニーが大きく広がってしまいカウントが難しいことが予想されます。まずは上記をお試し頂ければと思います。
A. きれいな円でなくても問題ありません。試料液1 mLあたりのコロニー数を測定するため、検査には影響ありません。ただし、試料液が外にはみ出てしまった場合は、測定しなおして下さい。
A. はみ出した液を通して外部からコンタミし、検査結果に影響を及ぼす可能性があります。また、試料液の液量不足により菌数が少なくなることも予想されます。
A. 通常、3M™ ペトリフィルム™ 生菌数測定用プレート(ACプレート)にカビは生育しませんが、まれに生育することもあります。ただし、生菌数は培養48時間で実施するために、一般的に生育が遅いカビはほとんど検出されることはありません。真菌の測定には3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)や3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母迅速測定用プレート(RYMプレート)など、真菌測定用のペトリフィルムのご使用をお勧めいたします。
A. 指示薬を追加したことにより、今まで24時間培養では確認が困難だったコロニーを可視化出来るようになりました。このため、24時間での判定が可能です。
A. 24時間で様々な菌を検出するために、3M™ ペトリフィルム™ 生菌数迅速測定用プレート(RACプレート)にはTTC指示薬のほかに複数の指示薬を使用しております。そのためTTC以外の指示薬で染色されたコロニーが青色のコロニーとして出現します。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)は改良型VRB培地をベースとしており、グラム陽性菌の生育は抑制されます。
A. ある種のPseudomonas属菌や培地をアルカリ化する細菌の中には、3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)に含まれているpH指示薬を黄色~黄色がかった茶色に変色させるものがあります。このような検体の試験の場合は、さらに希釈をして再試験することをお勧めいたします。
A. Pseudomonas属菌は一般的な性状より、3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)上でガスを伴うコロニーとして出現しません。
A. TNTC以外では、検体試料液のpHが低いために全体に赤紫色が強くなっている場合もあります。検体試料液のpHが低い場合には、添付資料を参考にpHを6.6-7.2に調整して再検査することをおすすめします。 なお、試料液のpHが低すぎる場合には、適切に大腸菌群の検出ができない場合がございます。
A. デソキシコレート寒天培地は大腸菌群だけでなく、大腸菌群以外のグラム陰性菌も発生します。デソキシコレート寒天培地の培養結果から、どのコロニーが大腸菌群か確認することは困難です。一方、3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)及び3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)もデソキシコレート寒天培地と同様に、大腸菌群以外のグラム陰性菌も生育しますが、大腸菌群は気泡を伴うコロニーとして生育するため、それ以外のグラム陰性菌との識別が1枚の培地で可能です。デソキシコレート寒天培地単体での試験は、大腸菌群以外のグラム陰性菌もカウントしている可能性があります。その結果、結果に差異が生じているものと思われます。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)は発色酵素基質を使用せず、VRB培地の選択性とフィルムによる気泡の捕捉により大腸菌群を判別していることから、食品に含まれる酵素の影響が出ることはありません。
3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)のE. coliの判定のみ、酵素基質反応を利用していることから、酵素を多量に含む食品では偽陽性となる可能性は存在しますが、一般的な食品では偽陽性が生じることは稀であり、AOAC OMA認証についても全食品のカテゴリーで認証を取得しております。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)や3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)での判定は、コロニーに伴う気泡の存在も基準になります。
操作時に混入した気泡は印をつけておくと、培養後に大腸菌群やE. coliが産生した気泡と識別することができます。
A. これらの微小な気泡は培地を水和したときの水分による気泡だと予想されます。
バックライトを使用して3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)や3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)上の気泡を観察すると、以下のように確認することができます。
大腸菌群の産生した気泡 ⇒ “無色”透明(培地を押しのけて気泡が存在)
培地由来の気泡 ⇒ “赤色”透明(培地中に気泡が存在)
A. 食品衛生法上の大腸菌群(乳糖を分解して酸とガスと産出するグラム陰性桿菌)以外のグラム陰性菌で、腸内細菌科菌群に分類されるものが主に該当します。
A. 以下の指示薬が含まれております。
赤色:TTC指示薬(大腸菌群)
青色:5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-D-グルクロニド[BCIG](大腸菌群のうちE.coli)
A. 3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)の気泡を伴う青色コロニーは、AOAC OMAにおいてE. coli(大腸菌)であることが確認されております。行政検査として日本の公定法における糞便系大腸菌群と完全に一致することを示すことはできませんが、食品事業者の自主検査としては3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)の気泡を伴う青色コロニーを大腸菌と判断して問題ありません。
A. 48時間培養後の気泡とを伴う赤色コロニーは大腸菌群の定義からは外れますので、48時間培養後に気泡が発生したコロニーは大腸菌群以外のグラム陰性菌になります。菌の中には長時間培養したときにガスを産生するものがあり、そのようなものが検出されたと考えるのが妥当です。
A. 3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)は、検体に含まれる酵素によって、プレートの色に影響が出る可能性がございます。生レバーなどの内臓系の検体はその傾向があります。生肉(筋肉)が影響を及ぼすことは通常ありません。このような場合は、菌数にもよりますが、さらに希釈して試験して頂くことをお勧めいたします。
A. デソキシコレート寒天培地は大腸菌群だけでなく、大腸菌群以外のグラム陰性菌も発生します。デソキシコレート寒天培地の培養結果から、どのコロニーが大腸菌群か確認することは困難です。一方、3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)及び3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)もデソキシコレート寒天培地と同様に、大腸菌群以外のグラム陰性菌も生育しますが、大腸菌群は気泡を伴うコロニーとして生育するため、それ以外のグラム陰性菌との識別が1枚の培地で可能です。デソキシコレート寒天培地単体での試験は、大腸菌群以外のグラム陰性菌もカウントしている可能性があります。その結果、結果に差異が生じているものと思われます。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)は発色酵素基質を使用せず、VRB培地の選択性とフィルムによる気泡の捕捉により大腸菌群を判別していることから、食品に含まれる酵素の影響が出ることはありません。
3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)のE. coliの判定のみ、酵素基質反応を利用していることから、酵素を多量に含む食品では偽陽性となる可能性は存在しますが、一般的な食品では偽陽性が生じることは稀であり、AOAC OMA認証についても全食品のカテゴリーで認証を取得しております。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)や3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)での判定は、コロニーに伴う気泡の存在も基準になります。
操作時に混入した気泡は印をつけておくと、培養後に大腸菌群やE. coliが産生した気泡と識別することができます。
A. これらの微小な気泡は培地を水和したときの水分による気泡だと予想されます。
バックライトを使用して3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)や3M™ ペトリフィルム™ E. coliおよび大腸菌群数測定用プレート(ECプレート)上の気泡を観察すると、以下のように確認することができます。
大腸菌群の産生した気泡 ⇒ “無色”透明(培地を押しのけて気泡が存在)
培地由来の気泡 ⇒ “赤色”透明(培地中に気泡が存在)
A. 3M™ ペトリフィルム™ 乳酸菌数測定用プレート(LABプレート)単体で嫌気条件下を作りだせるように設計されているからです。
フィルムとフォームダム、培地中の酸素除去剤が、微生物が利用できる酸素を減らし、結果として嫌気状態を作り出します。
A. 乳酸菌には、ガス産生をしないホモ発酵型乳酸菌と、ガス産生をするヘテロ発酵型乳酸菌が存在するからです。
A. 生物の細胞にはフォスファターゼという酵素が存在し、3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)や3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母迅速測定用プレート(RYMプレート)は、このフォスファターゼ存在下で活性化される指示薬により、カビ・酵母が青く染色されます。
A. 検体由来のフォスファターゼ反応が原因と考えられます。反応の強さによってはカビ・酵母のコロニーと区別することができ、測定は可能ですが、以下の対策を実施することで、検体の影響による着色を低減できます。
・さらに希釈した試料液を接種する
・ホモジナイズ後の試料液を1~3分ほど静置し、上清を接種する
・培養1日後の状態を予め観察する
A. 一般的な方法で分離培養することが可能です。カビの場合にはコロニーと思われる箇所をしっかりとかき取ることをお勧めしています。
カビの場合は通常、かぎ状の白金耳(白金鈎)を使用してかき取り、ポテトデキストロース寒天培地などに分離します。
A. 生物の細胞にはフォスファターゼという酵素が存在し、3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母測定用プレート(YMプレート)や3M™ ペトリフィルム™ カビ・酵母迅速測定用プレート(RYMプレート)は、このフォスファターゼ存在下で活性化される指示薬により、カビ・酵母が青く染色されます。
A. 検体由来のフォスファターゼ反応が原因と考えられます。反応の強さによってはカビ・酵母のコロニーと区別することができ、測定は可能ですが、以下の対策を実施することで、検体の影響による着色を低減できます。
・さらに希釈した試料液を接種する
・ホモジナイズ後の試料液を1~3分ほど静置し、上清を接種する
・培養1日後の状態を予め観察する
A. 一般的な方法で分離培養することが可能です。カビの場合にはコロニーと思われる箇所をしっかりとかき取ることをお勧めしています。
カビの場合は通常、かぎ状の白金耳(白金鈎)を使用してかき取り、ポテトデキストロース寒天培地などに分離します。
A. 培養後の3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用プレート(STXプレート)は冷凍保存(推奨:-15℃以下)で最長1週間まで冷凍保存が可能です。冷凍庫から取り出し、自然解凍した後にディスクを挿入し、所定の時間培養することで対応が可能となります。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)を挿入して1~3時間培養後、目視により、ピンクゾーンが確認されれば、大きさや色の濃さにかかわらず、コアグラーゼ陽性ブドウ球菌として測定します。
A. 今までの確認から以下のように考えられます。
黒色のコロニー:表皮ブドウ球菌(常在菌)か、損傷を受けた黄色ブドウ球菌
青色のコロニー:バチラス(Bacillis)属菌
黒色のコロニーについて陰性か陽性か判定するためには、STXディスクを挿入し、コアグラーゼ陽性ブドウ球菌か否かを確認する必要があります。
A. 培養時間の延長により、本来陽性にならないものが陽性反応を呈したり、本来検出されないコロニーが出現する等、偽陽性が見られる恐れがあります。
A. 結果に影響はありません。
3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)は両面に指示薬が塗布されているため、3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用プレート(STXプレート)の培地部分のゲルが割れて、上部フィルム及び下部フィルムにそれぞれ部分的にゲルが付着しても両方のゲルと密着させることで、指示薬と反応させることができます。また、3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用プレート(STXプレート)のゲルは上部フィルム、下部フィルムのどちらに付着していても、3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)挿入後の見易さに変わりはありません。A. 3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用ディスク(STXディスク)を挿入した3M™ ペトリフィルム™ 黄色ブドウ球菌測定用プレート(STXプレート)に、バックライトではなく正面からライトをあてたり、プレートの角度を変えて観察することで判定しやすくなります。
また、培養時間が3時間未満の場合は、培養時間を3時間まで延長することで反応がはっきりとし、判定がしやすくなります。
A. 3M™ サルモネラ属菌用前増菌サプリメントの水溶液を調製することをおすすめします。0.1gを秤量し、40mLの滅菌蒸留水に溶解することで、8検体分のサプリメント溶液を調製することができます。別紙「サルモネラ属菌用前増菌サプリメント準備方法」もご参照下さい。
A. 滅菌スピッツ管や滅菌遠沈管などに秤取し、試験管ミキサーで混和させて溶解することをおすすめします。
A. 3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート(SALXプレート)での培養後推定陽性のコロニーに○をつけた後、-20~-10℃で72時間以内ならば保管が可能です。ディスク確認が当日に行えない場合はそちらで対処いただくことも可能です。
A. 培養液が濁って見えない場合でもサルモネラ属菌がいる可能性があります。培養液の濁りでは判断せず、3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート(SALXプレート)に塗沫し判定をお願いいたします。
A. 一般的には加熱加工品は低夾雑菌で、原材料などは高夾雑菌としてとらえられますが、正確には該当する検体の生菌数検査の結果でご判断ください。
A. 粉末が溶解していない状態でオートクレーブをかけた場合、培地の色が濃くなる傾向があります。オートクレーブ前にビンの底などに培地の塊が残らないように溶解させてから滅菌することを推奨いたします。
A. 開封後は密閉して-20℃から-10℃で保管してください。室温で保管してしまった場合はご使用を控えていただくことをおすすめします。
A. トレーやアルミホイルをかぶせて遮光する方法が簡単です。
A. 使い捨ての10μLのプラスチックループや採取量が10μLに調整されている白金耳などがございます。プラスチックループのほうが培地が削れづらくきれいに塗沫できるのでおすすめです。
A. 3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート(SALXプレート)を片手で持ち上げると塗沫しやすいです。白金耳を培地に可能な限り寝かせた状態で置きます。ループ部分と3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌測定用プレート(SALXプレート)が平行になるようにし、力をいれずにすばやく表面をなぞるようなイメージで塗沫します。プラスチックループをお使いの場合は、ご使用前にループを軽く曲げていただくと、プレートと平行にしやすくなります。
A. 3M™ ペトリフィルム™ サルモネラ属菌用確認ディスク(SALXディスク)挿入後の培養時間は4-5時間を推奨しており、認証もこの培養時間で取得しております。短いと十分な反応時間が確保できず疑陰性の可能性が高まり、長いとサルモネラ以外の菌との反応が始まり、疑陽性の可能性が高まる恐れがあります。
A. 一般的に食品・飲料でよく使われている、孔径0.45μmで直径47mmのもので問題ございません。
A. 3M™ ペトリフィルム™ 大腸菌群数測定用プレート(CCプレート)と3M™ ペトリフィルム™ 水中大腸菌群数測定用プレート(AQCCプレート)はいずれも同様の形状ですが、検査の対象(食品全般かボトルドウォーターか)と検査手法(直接接種法かメンブレンフィルター法か)が異なります。製品はそれぞれの用途に適した形に最適化されており、個別のバリデーションを実施し、品質管理を行っています。
バリデーション時の参照法や検体等も異なりますのでご留意ください。
A. ATP とは、生き物がエネルギーを蓄えるための物質です。動物や植物はもちろん、それらを加工した食品に含まれています。Adenosine triphosphate(アデノシン三リン酸)の頭文字から、ATPと呼ばれています。
A. 目に見えない洗い残しをATP を指標として目に見える形にする清浄度検査です。洗浄・清掃後の器具や手指をスワブでふき取り、試薬と反応して発光させます。そして、その発光量を測定器で測定し数値化します。数値が高いほどATP量が多く、汚れが多いと判断できます。洗い残しの有無を瞬時に知ることができる仕組みとして、食品衛生検査指針にも検査法が収載されています。
A. ATP の量に応じて発生した光の量が、RLU という単位で表示されます。RLU は、Relative Light Unit の略であり、相対的な光の量を表します。RLU 値が大きければATP 量が多い(洗い残しが多い)ことを意味し、RLU 値が小さければATP 量が少ない(洗い残しが少ない)ということになります。RLU 値は、測定機種に固有の数値として表示されます。
A. 食品の変質の原因となる洗浄不良を、簡単に、瞬時に検出できることが大きな特長です。検査をおこなったその場で結果が得られますので、速やかに再洗浄などの是正措置を取ることが可能となるほか、衛生教育としても効果的です。また、目視確認に比べて感度が高く、客観的なデータが得られることから、モニタリングの用途にも適しています。
A. ATP を検出しますので、無機物など、ATP を含まない汚れは検出できません。また、食材の違いなどによって、ATP の量が大きく異なりますので、検出しにくい汚れも存在します。ただし、一般的に汚れている状態では、様々な物質が混ざっていることがほとんどです。
A. 菌数を検査することはできません。また、無菌検査に使用することもできません。ATP ふき取り検査では、食品由来のATP と微生物由来のATP をあわせて検出します。ATP の量によって、全体として汚れの量が多いか少ないか、衛生的な環境であるかどうかを判断することは可能ですが、そのATP が食品に由来するものであるか、微生物に由来するものであるかを個別に知ることはできません。また、食品や微生物の種類によってATP 量が大きく異なり、食品(動物細胞や植物細胞)のATP 量に比べると微生物のATP 量はごくわずかですので、微生物の有無を調べることも不可能です。
A. 一般的に、相関はありません。純粋培養をした菌液を測定用試薬に直接反応させた場合には菌数とATP 量はほぼ比例しますが、実際の環境では様々な食品や微生物が存在するために相関は得られません。
A. 食品製造工場や販売店舗等の衛生管理・衛生指導に、幅広くご使用いただいております。
食品工場では、食肉加工、水産加工、惣菜、調味料、乳・乳製品、飲料などの製造ラインに、店舗では、スーパーマーケット、ファーストフード、レストランなど、多くの食品取扱現場での実績がございます。また、最近では、医療現場などでの使用も広まっています。
A. ふき取り検査は、包丁やまな板などの調理器具の検査、ベルトコンベアーやタンクなどの製造設備の検査、扉の取っ手や蛇口などの周辺環境の検査、作業者の手指洗浄の検査など、様々な箇所を対象として使用されております。また、液体の検査は、洗浄水や循環水などを対象として使用されております。
A. いいえ。UXL100 はスワブが濡れているため、水道水などで濡らすことなくふき取りをおこなうことができます。そのため、水道水によるバックグラウンドの変動を考慮する必要もありません。
A. スワブがしなる程度の力をかけながら、ふき取りをおこなってください。途中でスワブを回転させ、スワブの全体がふき取りに使用されるようにしてください。
A. 平面の場合には、縦横10cm 四方のふき取りが一般的です。小さい器具などをふき取る場合には、全体をまんべんなくふき取るなど、それぞれの検査箇所ごとにふき取り方を決め、常に一貫した方法でおこなってください。手指のふき取りをおこなう場合には、一例として、利き手の手の平と指を放射状にふき取り、続いて、指の間をふき取る方法などがあります。
A. ふき取り面の温度が高い場合であっても、ふき取り後のスワブの温度は低くなりますので、大きな影響はありません。UXL100 の最適操作温度は15~25℃であり、温度が低い場合には測定値がくなる傾向があります。試薬を冷蔵庫から少なくとも10分前に取り出し、使用前に室温に戻してください。また、温度が低い環境の検査をおこなうような場合には、常に一定の温度で測定をする運用にすれば問題はありません。
A. UXL100 の場合、やむをえず直ちに測定できない場合などには、スワブを最後まで押し込まず、引き抜く前の位置に止めておけば、4時間まで置いておくことができます。試薬を反応させた後は、直ちに測定してください。時間をおいてしまうと発光量が減少し、測定値が低くなります。
A. いいえ。一般的には再洗浄の必要はありません。
A. 試薬のバックグラウンドのために、測定値が0RLU となることはありません。
A. 製品は主にプラスチックから構成されています。廃棄方法は各自治体の規制に従いおこなってください。また、滅菌処理の必要はありません。
A. チューブ内の液体試薬には、ルシフェリン、ルシフェラーゼなどが含まれます。また、スワブに、保湿剤と界面活性剤が含まれます。詳細はSDSをご確認ください。(SDS検索から入手いただけます)
A. 製造後10 カ月です。使用期限を印字したラベルが内袋に貼付されています。冷蔵(2-8℃)で保管し、内袋の開封後はお早めにご使用ください。また、21℃以下でアルミホイルの包装で輸送および保管された場合、28日間は使用可能です。
A. AQT200 の最適操作温度は15~25℃であり、温度が低い場合には測定値が低くなる傾向があります。試薬を冷蔵庫から少なくとも10 分前に取り出し、使用前に室温に戻してください。また、温度が低い環境の検査をおこなうような場合には、常に一定の温度で測定をする運用とすれば問題はありません。
A. いいえ。速やかに試薬を反応させ、測定してください。
A. 製品は主にプラスチックから構成されています。廃棄方法は各自治体の規制に従いおこなってください。また、滅菌処理の必要はありません。
A. 製造後12 カ月です。使用期限を印字したラベルが内袋に貼付されています。冷蔵(2-8℃)で保管し、内袋の開封後はお早めにご使用ください。また、25℃以下でアルミホイルの包装で輸送および保管された場合、2カ月間は使用可能です。
A. 滅菌されてはおりませんが、清浄な環境で製造されており、試薬からの微生物汚染の可能性は極めて低くなっております。
A. チューブ内の固形試薬に、ルシフェリン、ルシフェラーゼなどが含まれます。チューブ内の液体は緩衝液です。詳細はSDSをご確認ください。(SDS検索から入手いただけます)
A. 短時間であれば、常温で持ち運んでも問題ありません。ただし、直射日光を避け、高温にならないように注意してください。高温になる可能性がある場合には、クーラーボックス等をご使用ください。
A. いいえ。試薬が変質して正確な値が得られない可能性があります。
A. Biotrace 社の旧製品であるUni-Lite、Uni-Lite Xcel、Uni-Lite NG でも使用することができます。ただし、測定結果は同じ値にならない場合があります。その他の測定装置では使用できません。
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