曝露が起きた場所を見ると、報告のあった2328件中
「手術室」21.3%に対し、「病室」34.3%をはじめ、「病室外」、「集中治療部」、「外来診察室」など
血液・体液曝露は、病院内のあらゆる場所で発生していることがわかります。
手術室のみならず病棟における患者の処置・ケアにも血液・体液曝露のリスクが潜んでいると言えるでしょう。
職業感染制御研究会 JES2011「エピネット日本版 B 皮膚粘膜曝露」結果概要報告より抜粋(2004〜2010年 N=2328)
報告されている曝露した部位では、
「眼」の報告数が全体の約6割と非常に多くなっています。
職業感染制御研究会 JES2011「エピネット日本版 B 皮膚粘膜曝露」結果概要報告より抜粋(2009〜2010年 N=951)
眼への曝露があった時に装着していたPPE(個人防護具)を見ると、
眼の防護具を装着していた事例は僅かであることが分かります。
眼への曝露のリスクがあるケアにおいても、防護具を装着していない医療従事者がまだまだ多いようです。
職業感染制御研究会 JES2011「エピネット日本版 B 皮膚粘膜曝露」結果概要報告より抜粋(2009〜2010年 N=951)
血液・体液曝露のリスクの高いケアはどのような場面なのかを知り、それらのケアに当たっては眼の防護具を装着する必要があることを理解し、必要な場面では、眼の防護具を着用することが、職業感染を予防するために重要です。