スリーエム ジャパン株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:スティーブン・ヴァンダー・ロウ)はこのほど、「3M™ ジェントルフィックス™ さくっと楽に切れるテープ」を発売しました。日本人の肌に優しくて手で簡単に切れる、国内で開発された国産の汎用的な医療用テープです。
医療用テープは、ガーゼや輸液ルートなどの固定に用いられ、病院をはじめとした医療の現場において不可欠な製品です。国内で増加する高齢患者への対応として、皮膚への優しさ、つっぱり感が少ないことなどが一層求められています。また、多くの業務をこなさなければならない医療従事者の間では、テープの切りやすさも重視されています。
テープのつっぱり感はしなやかな不織布を採用することで軽減されますが、手切れ性が悪化するためキレイに切れません。患者やその家族に配慮して見た目をキレイに整えるためにハサミを用いることは、医療事故につながる恐れもあり、医療従事者の負担となっていました。
新製品「3M™ ジェントルフィックス™ さくっと楽に切れるテープ」は、患者と医療従事者の双方のメリットを追求した汎用的な医療用テープです。肌になじむしなやかな不織布を採用することでつっぱり感を軽減しつつ、独自の「ミシン目加工」により、手で楽にキレイに切れるテープを実現しました。はさみが不要となるので、医療従事者は手間をかけることなくケアを提供できます。
日本人の肌質にあわせ、皮膚の細かな凸凹になじみやすく柔らかい、新開発のアクリル系粘着剤を採用しました。貼り付け直後から肌にしっかりと密着する一方で、剥がす時には粘着剤が伸びることで皮膚を傷つけにくく、痛みが少ないという特徴を備えています。
「3M™ ジェントルフィックス™ さくっと楽に切れるテープ」は主に医療機器販売業者が医療機関向けとして取り扱います。また、一般向けとしては各種インターネット通販などで入手できます。
新製品「3M™ ジェントルフィックス™ さくっと楽に切れるテープ」の発売にあたって、医療用製品事業部プロダクトマーケティング部マネジャーの津吉健太郎は以下のように語っています。
「医療施設の医療機能区分の再編とあいまって混合病棟※化が進行しています。複数の診療科の患者が同じ病棟に入院している中で、医療従事者には幅広く効率的な対応が求められています。その中で、医療の質を担保するために診療科を超えた治療とともに『看護の標準化』が注目されており、3Mでは『材料の標準化』を基本とした、シンプルな『手順の標準化』を提案しています。
医療用テープはあらゆる診療科で利用されている『材料』です。新製品「3M™ ジェントルフィックス™ さくっと楽に切れるテープ」は、皮膚のつっぱり感の軽減と手切れ性の良さの両立を実現した製品で、開発段階で実施した病院での試用評価においても満足度が高く、現在の医療現場にマッチした製品と言えます。国内開発・国内製造の医療用テープで『材料・手順の標準化』の提案を進めたく考えています」
※混合病棟:複数の診療科を一体運営する病棟。主たる診療科の病棟に他科の患者が入院するケースがある。
3M(本社:米国ミネソタ州)は、Science(サイエンス)を活かし毎日の暮らしをより豊かにすることを目指しています。売上高は320億ドルで、9万1,000人の社員が世界中のお客様の課題解決にむけて、創造的なソリューションを提供しています。3Mに関する詳しい情報は、www.3M.com/ @3M/ @3MNewsroom (Twitter)をご覧ください。また、3Mジャパングループについてはwww.mmm.co.jpをご覧ください。
*3M、ジェントルフィックスは3M社の商標です。
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