3Mで働くクリスと娘のエリカの状況は、COVID-19のパンデミックにおいて世界的に見ても稀なものの一つかもしれません。クリスは、3Mの個人用保護具が最も必要とされる病院や感染症のホットスポットにそれを届ける供給側としてパンデミックを見ており、エリカはパンデミックの影響を受けた病院の正看護師の側から見ていました。
「最良の看護をするには患者さんに近づかなければなりません。その際には、守られていると感じる必要があります」とエリカは言い、クリスはそのような保護の必要性を常に感じていました。「あらゆる場所の最前線で働く人びとが3Mの製品に頼っており、娘もその一人でした。父として娘の安全を考えるのです」
パンデミックが広がり個人用保護具(PPE)の需要が高まったため、3Mのビジネス開発マネージャーであるクリスは、FEMA(連邦緊急事態管理庁)と米国との調整をする連絡先に自ら進んでなりました。この役割には3Mの世界における活動との調整も含まれました。「私は傍観者としてただ見ているだけではいられないのです」とクリスは言います。「3Mという会社もそうです」
「私は仕事でデータ、ロジスティクス、増強の必要性を確認しています。一方、娘は最前線にいます。私は彼女の経験を想像することしかできませんが、守られていると彼女が感じていてくれることが、私にはとても大切です」とクリスは言います。
「COVID-19は看護学校の教科書に載っておらず、パンデミックについては仕事を通じて学ぶ必要がありました」とエリカは付け加えます。最初に彼女が学んだのは、PPEで守られていると強く感じるほど、患者さんに近づくときの安心感が高まることでした。
「最終的には、守られていると感じることが最良の患者ケアにつながりました。これを実現するために父が絶え間なく働いていたことを知っているので、父をこの上なく誇りに思います」とエリカは言います。パンデミックは終わっていませんが、この困難な時期にクリスやエリカのような人びとが、私たちの暮らしに違いをもたらしてくれています。 そして 高品質のPPEを最も必要な人びとに供給する3Mの取り組み は脈々と続きます。「妻と私は娘たちが『できない』と決して言わないように育てました。本当にできないことなんてないと信じるのです」とクリスは言います。