家族が安全に帰宅できるようにするという3Mのミッションは、すべての人にとってより安全な道路づくりから始まります。最新のスクールゾーン セーフティ プロジェクトでは、世界各地の地域社会において3Mのテクノロジーを活用しながら、このミッションをさらに推し進めています。
3Mのテクノロジーは、世界各地の通学路の安全性向上に寄与しています。
メキシコに住むアルベルト・ロペスさんは、機会があればいつも、歩いて通学する姪のイツェルさんを学校まで送っていきます。
通学路について尋ねると「お世辞にも安全とは言えません」とアルベルトさんは答えます。
世界中には、アルベルトさんの姪のように、毎日、安全ではない道を歩いて通学しなければならない子どもたちがいます。
交通量が多く、信号や標識のない交差点のある通学路を歩かせるのは、家族としてはとても不安です。
「毎日500名もの児童・生徒が交通事故で亡くなっています」
セーフ キッズ ワールドワイドによると、毎日500名もの児童・生徒が交通事故で亡くなっています。
その主な原因は、多くの通学路における視認性の悪さと、道路の安全性を確保するためのインフラの欠如です。
3Mのスクールゾーン プロジェクトは、世界各地の地域社会のそうしたニーズに対応しています。
「学校に着くまでに何度か道路を横断しますが、そのうちのいくつかは、とても大きな道路で、車が激しく行き交っています。交通安全に関する教育は、市でも、私たちが住んでいる地域でも、十分には行われていません」とアルベルトさん。
彼は、イツェルさんが通う学校のPTAのメンバーとして、通学路の安全対策の強化に向けて提言を行っています。
「この地域には適切な道路標識がありません。ですから私たちは、学校と自治体が協力して標識を設置できるようにするための仕組みを作りたいと考えています」
しかし多くの場合、地域社会でそのような変化を起こすためには、より大きな支援が必要となります。
アルベルトさんは次のように説明します。「私たちにとっての最大の障壁は、政府のお役所仕事。手続きにとにかく時間がかかるんです」
こんな課題を抱えながらも、イツェルさんやクラスメイトのため、アルベルトさんは強い覚悟を持って状況を変えようと挑戦を続けています。
「子どもたちには、学校に通えて嬉しいというだけでなく、学校に安全に通えて嬉しいと思ってもらいたいのです」
児童・生徒の通学時の安全性を確保するひとつの手段となり得るのが、通学路周辺に道路標識を設置することや視認性を向上することです。
これは、アルベルトさんや3Mが現在進めようとしている対策です。
3Mは80年以上にわたり、「家族が安全に帰宅できるようにする」というミッションのもと、世界中の地域社会で「すべての人にとって、より安全な道路づくり」に取り組んできました。
最新のスクールゾーン プロジェクトでは、最も整備が急がれる地域社会において3Mのテクノロジーを活用しながら、このミッションをさらに推し進めています。
通学路の標識に使用するダイヤモンド グレードの反射シートや路面標示テープなどの各種テクノロジーは、通行する車から子どもたちの姿を見えやすくするのに役立ちます。
「通学路の安全問題に対する意識を高めることで、通学路の安全基準を向上するための支援活動は、よりスムーズに進むようになるでしょう」 – ビクトル・カブレラ、ラテンアメリカ地域・交通安全担当ディレクター
3Mのラテンアメリカ地域・交通安全担当ディレクターであるビクトル・カブレラは、通学時の子どもの安全を守るための3Mの取り組みについて、次のように説明しています。
「私たちは、先生方、児童や生徒、保護者の皆様、地域の民間団体、そして政府とパートナーシップを組み、単なるブランドキャンペーンとしてだけでなく、世界中の子どもたちにより良い未来を残すための本格的なコミットメントとして、この活動を展開しています。通学路の安全問題に対する意識を高めることで、通学路の安全基準を向上するための支援活動は、よりスムーズに進むようになるでしょう」
通学路の安全性スクールゾーンセーフティ詳細と参加方法
安全対策が施された通学路の事例
これら3か国で、3Mのテクノロジーがどのように子どもたちの安全向上に役立っているかをご紹介します。