ワイヤレスデータの多くは、屋内で送受信されます。レストランからロビー、スタジアム、オフィスまで、周囲に溶け込む透明アンテナは、高速な5Gネットワーキングを可能にします。
3M™ 透明導電性フィルムアセンブリは、導電層としてカスタムの銅グリッドパターンを持つ薄い透明導電性フィルムを用いた加工品です。剛性のある透明なポリカーボネートにラミネート加工して、屋内および屋外の設定でワイヤレスサブ6GHz アンテナを有効にすることができます。革新的な導電性透明フィルムで、独自の銅グリッド導電層を使用して、表面電気抵抗が低く目立たない高出力アンテナ設計を可能にします。
3M™ 透明導電性フィルムを使用したアンテナは、実験室および実環境において、銅ベタ膜を使用したアンテナと比較し、幅広い周波数帯域で高い性能を発揮しています。詳細な試験データについては、3Mにお問い合わせください。
リターンロス試験では、3M™ 透明導電性フィルムを使用したアンテナは、銅ベタ膜のアンテナと非常に近いリターンロス性能であることがわかりました。
3M™ 透明導電性フィルムを使用したアンテナ性能を、2.4GHz、5GHz、6GHzの周波数帯域で銅と比較しました。様々な距離やサイト条件の23のテストサイトにおいて、このアンテナは同等の信号強度を実証しました。
これまで、透明アンテナを作るには、いくつかの大きな課題がありました。まず、多くの技術が適切な性能レベルに対応できていないことです。標準的なPIMテストは2×43dBmで行われるため、このレベルの電力に耐えられないアンテナは、PIMの特性評価が困難です。第二に、導電性フィルム技術の中には、本質的に高いレベルのPIMを発生させるものがあります。3つ目は、ITOのような透明なアンテナ技術では、高利得アンテナに必要な高い導電性を、黄ばみやクラックを発生させずに提供できないことです。
3Mは、透明アンテナを作るための4つの主要な技術を分析し、「金属メッシュ」アプローチが、黄変やクラックを起こさずに、許容レベルのPIMの中で高出力レベルと高導電性を可能にする最も良いソリューションであると結論付けました。
3M™ 透明導電性フィルムは、導電層として銅グリッドを備えた薄型の透明導電性フィルムです。3M™ 透明導電性フィルム・アセンブリは、3M™ 透明導電性フィルム、OCA、硬質透明支持体をラミネートした成形品です。お客様でのアッセンブル工程の省略を可能とする製品です。
3mcompany.jp/transparentantenna にアクセスのうえ、お客様のプロジェクトについて3Mへご相談ください 。当社のチームがお客様のアプリケーションを把握して サンプリング計画を作成いたします 。当社営業担当者がご対応させて頂きます。