1902年、米国ミネソタ州ツーハーバーに3Mが誕生。1914年に初めて利益をもたらしたサンドペーパー、1921年に最初のヒット商品となった耐水研磨材を発売。以降1925年には自動車塗装に革新をもたらした「マスキングテープ」、1930年には湿気から製品を守る「セロハンテープ」、1936年には道路標識用反射シートと次々新製品が生み出されました。
1960年にスコッチ® メンディングテープを発売。この時期、滅菌済み使い捨てサージカルドレープをきっかけにして、3M™ マイクロポア™ サージカルテープを市場導入。ヘルスケアビジネス分野の成功の源を築きました。 日本では1960年に住友スリーエムとして設立され、間もなく粘着テープや研磨材の国産を開始し、1970年代には環境に配慮した溶剤回収装置、排水処理施設を設置しました。
1981(日本、米国では1980)年に貼ってはがしてまた貼ることができるポスト・イット® ノートを発売。これは貼ってはがせない接着剤の開発から生まれた製品。90年代前半には写真・イラストのカラー原稿で看板や車両用にマーキングができる3M™ スコッチプリント® グラフィックスを発売。1995年には3Mのイノベーションが認められ、アメリカのナショナル メダル オブ テクノロジーを受賞しました。
2000年に都バスのラッピング広告が一気にスタート。他のバスや電車、飛行機にも浸透。3M™ スコッチプリント® グラフィックスが、フィルムや粘着剤の改良によって広告ビジネスに新たな市場を創出しました。また液晶ディスプレイ向けの輝度上昇フィルムは、家庭用液晶テレビなどに広く採用され、2006年度省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
2014年、3M社の出資比率が100%になり、社名をスリーエム ジャパン(株)に変更しました。また2015年には山形スリーエム、岩手スリーエム、3M Purification、スリーエム ヘルスケア 山形事業所を「スリーエム ジャパン プロダクツ」として統合し、スケールメリットを活かして、積極的な設備投資による生産効率の向上や品質管理体制のさらなる強化を図るとともに、各拠点間の技術・ノウハウの共有や、シナジー効果の創出に向けた積極的な人財交流を行っています。 更に2016年、スリーエムジャパンプロダクツ 千葉事業所が発足しました。
優れた品質管理能力が世界的な信頼を集めている日本は、グローバル3Mのなかでも、特に重要な製造拠点の1つです。
3Mジャパングループとして国内はもちろん、世界各地のお客様の期待に応え続けるために、日本が誇るものづくり力を活かして、優れたQCD(品質・価格・納期)で製品を提供し続けています。