血管内留置カテーテルを皮膚にやさしくしっかりと固定するための基本テクニックをご紹介します。3M™ テガダーム™ ドレッシングの代表的な製品の、手順動画・手順書(PDF)もご用意しています。
ドレッシング材を貼付する前に刺入部の周囲を清潔にし、乾いた状態にする。消毒薬等は完全に乾燥させてからドレッシングを貼付すること。
ドレッシング材を引っ張って伸ばした状態で貼付すると、皮膚トラブルやはがれの原因となることがあるため注意する。 フィルムの上からカテーテル周囲をつまみ、よく密着させると浮きやはがれが軽減できる。
右の内頸静脈にカテーテルを留置した場合は患者の顔を左に向け、右頸の皮膚の皺を伸ばし気味にしてフィルムを貼付する。
約180度折り返すようにはがす方が、皮膚に過度な負担をかけずにはがすことができる。
はがす際にはカテーテルや他の器具を抜去しないように、カテーテルや皮膚を押さえながら注意してはがす。
末梢静脈・末梢動脈(Aライン)カテーテルの固定
中心静脈カテーテルの固定