~はくり剤と被膜剤の使い分け~
サージカルテープやドレッシング材などの粘着製品による皮膚トラブルは、どのような患者にも起こりうる合併症です。重篤化して追加治療を必要したり、QOL向上に支障をきたす場合もあります。
まずははくり剤と被膜剤の使い分けを学び、それぞれの正しい使い方をご確認ください。
~皮膚状態による使い分け~
排泄物とお肌が触れることや、おむつやふき取りによる摩擦が刺激となり、皮膚損傷を起こしやすくなります。便・尿などの刺激物が直接皮膚に触れないように保護しましょう。
撥水効果のある保護クリームや皮膜剤を皮膚状態によって使い分けます。
適応の皮膚状態:滲出液が滲んだ皮膚、紅斑や肌荒れのある皮膚
適応の皮膚状態:健常皮膚、わずかに赤みが見られる健常皮膚