サージカルテープの特性

●サージカルテープの基本構造

サージカルテープの基本構造

●粘着力を左右する5つの因子

  • 粘着力を左右する5つの因子

     

  • 粘着力を左右する5つの因子

     


●粘着力と接触時間との関係

サージカルテープを皮膚に貼付した際、貼付直後の粘着力は弱く、粘着剤が皮膚の凹凸に馴染むように濡れ広がり、接触面積が増加していくにつれて粘着力も上昇します。

更に時間が経過すると粘着力は、皮膚の代謝や発汗などによって低下していき、剥がれやすくなっていきます。

粘着力と接触時間との関係

●粘着剤が皮膚になじむ様子

  • テープ貼付直後

     

  • テープ粘着力最大時

     

  • テープ貼付長時間経過後

     

・貼付直後にできる工夫として、しっかりと押さえて圧着することで接触面積が増え、粘着力を早く高めることができます。この工夫により、粘着力が強すぎるテープを使う必要性を減らせます。

・発汗時や皮脂の多い方の場合、テープ交換までの時間を短くすることをお薦めします。

・特に必要がない限り、剥離・交換は粘着力が強い時間帯(目安として24時間以内)を避けることも考慮してください。


テープ材料の生物学的安全性について

3Mのテープ製品は、国際規格(ISO 10993-1の生物学的安全性評価ガイドライン)に従って、評価を行っています。 細胞毒性・皮膚感作性(アレルギー反応)*・刺激性が十分に低いことが確認された材料を使用しています。

*すべての人にアレルギー反応を起こさないということではありません。

ISO 10993-1とは……

ISO 10993-1は、医療機器の安全性確認のための生物学的試験についての指針を示した国際的な評価基準です。接触部位(表面/体内・体外連結/体内埋め込みなど)と接触期間に応じて検討すべき評価項目が示されています。

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