• 再帰反射とその重要性

     

    再帰反射および標識の性能を理解する
     
     
     

     

     

     
    • 再帰反射、反射シートテクノロジー、そしてさまざまな要素が視認性にどのように影響するかについて説明します。

      再帰反射は、表面が指向性光線の大部分を光源に戻す際に発生します。

      再帰反射素材は、光源に最も近い観察者(運転手など)には最も明るく見えます。物体の明るさは、物体に当たる光の強度と物体の素材によって異なります。


     

     

    ビデオ解説

    • 再帰反射材を使用した道路標識

      再帰反射材のテクノロジー

      道路標識のテクノロジーは、再帰反射の技術革新と共に世界中の多くの政府機関での採用されてきていることで、ここ数年で劇的に変化しています。

      右側の非常に明るい標識は、3M̰のフルキューブテクノロジーで製作されています。これは、再帰反射技術の最適な性能を示すもので、反射素子はほぼ100%有効であり、利用可能な光の約60%を反射するシートとなります。

      封入レンズ型エンジニアグレード反射シート(左側)や、三面体キューブコーナーカプセルプリズム型反射シート(中央)と比較すると、3M™ ダイヤモンドグレード™ DG³ 超高輝度反射シート広角プリズム型(フルキューブ)は明らかに明るく、より遠くからでも読みやすくなっています。


     

     

     
    • 再帰反射の比較

      再帰反射テクノロジーに関する考察

      ガラスビーズの再帰反射:入射光はガラスビーズを通過する時に屈折し、ビーズの後ろの鏡面で反射します。反射光はビーズを通過する際に屈折し、光源に戻ります。

      キューブコーナーの再帰反射:この技術は、ガラスビーズよりも効率よく光を返すことができます。この技術により、各立方体の角には精緻に角度を付けた3つの反射面があります。入ってくる光は3つの表面すべてで跳ね返り、その光源に戻ります。


     

     

     
    • 高性能の道路標識は、安全性への費用対効果の高い投資か

      その質問に答えるために、再帰反射の原理と、それが3Mの進歩した標識テクノロジーとどのように連携して、道路をより安全にするのに役立つかを見てみましょう。

      ヘッドライトが交通標識に当たると、光は円錐のパターンでドライバーに反射されます。

     

     

    再帰反射および標識の性能を理解する
     

     

     

    この円錐を形成した「反射光」または「戻る光」により、ドライバーは標識を見ることができます。ドライバーが円錐の中心に近いほど、標識が明るく視認されます。円錐の端または外側にいるドライバーの場合、標識は暗く、夜間は見えにくくなります。

    • 高性能の反射シートが視認性向上にどのように役立つか

      ほとんどの再帰反射技術には拡散反射も生じます。これは本質的には、ドライバーへの反射には貢献しない光です。低効率と高効率の反射シートテクノロジーの違いは、「どれほどの光を光源に戻せるか」です。より高効率の反射シートは、より多くの光をドライバーに戻します。

      反射シートテクノロジーは、「反射光をより多くの光をドライバーに戻す」「より大きな範囲へ反射光を光源に戻す」の二つを並立させて実現することを可能にします。

      反射光が大きいということは、SUV、ピックアップやセミトラックのドライバーでさえ、高観測角でも明るくはっきりと道路標識を見ることができることを意味します。


     

     

     
    • 標識の観測角

      観測角と再帰反射の測定に関する追加の考察

      観測角とは、ヘッドライト光源と標識上の照射点と結ぶ線、標識上の照射点とドライバーの目を結ぶ線、この2本の線のなす角度のことです。観測角は、標識の明るさを決定する際の重要な要素です。観測角が大きくなると、標識の明るさが低下します。

      大型トラックは、同じ距離にある乗用車の2倍の観測角を持つことになります。つまり、これらのドライバーが道路標識を見るのに利用できる反射光は、はるかに少ないということです。さらに詳しい情報は、車両の大きさ、観察角、交通標識の見え方についての記事をご覧ください。

      再帰反射係数は、戻ってきた光の量を表すもので、特定の指定された入射角と観測角でのラボ測定の結果です。常に同じ光源で同じ角度で素材を測定することにより、反射シートを相互に比較することができます。


     

     

     
    • 道路標識の入射角

      標識の視認性はヘッドライトの角度によってどのように影響を受けるでしょうか

      反射素子の設計は、入射角、つまり車両のヘッドライトが標識を照らす角度にとっても重要です。カーブした道路や複数車線の道路、道路から離れた場所に標識が設置されている交差点、または単純に物理的な距離のによって入射角が大きくなります。車両が標識に近づくほど、入射角は大きくなります。

      ここに示すように性能の低い、ガラスビーズ反射体を用いた反射シートで製作された標識は、低効率かつ反射光の円錐が小さいため、反射光の多くをドライバーに返せません。

     

     

    再帰性反射材を使用した道路標識
     

     

     

     
    • より高効率のプリズム型反射シートは、より大きく、明るく広いコーンの形で反射光を返すことでこの問題に対処します。また、プリズムテクノロジーで製造された標識は長寿命です。その結果、耐用年数が長くなり、メンテナンスが軽減され、長期にわたるトータルの「管理コスト」が削減されます。

     

     

    プリズム型反射シートの反射光の範囲
     

     

     

     
    • 蛍光反射シートとドライバーによる認識

      耐久性のある蛍光反射シートは、もう1つの重要なテクノロジーです。

      人間工学の研究によると、ドライバーは標準色の標識よりも蛍光色の標識をより遠くから認識することが出来ます。

      交通安全テクノロジーのこれらの進歩は、変化する運転環境の課題を世界中の政府機関が克服することを可能にします。

      高性能なプリズム型再帰反射シートや蛍光反射シートから、湿潤時反射性能を有する反射素子を備えた高度な路面標示まで、3Mの技術はドライバーがより安全に運転するために必要な積極的かつ明確なガイダンスを提供します。昼と夜、またあらゆる気象条件に対応します。

     

     


    関連製品

    反射シート、路面標示材