光学的な反射の定義としては、拡散反射、鏡面反射、再帰反射の3種類に分類されます。このうち反射シートに用いられているのは再帰性反射です。
入射角とは反射シート面に垂直に交わる線(法線)に対して投光器からの光が入って来る角度のことを言います。実際の道路上ではドライバーに対して道路標識がどのくらい斜めになっているかを表していると考えてください。
実際の道路上で言えば自動車のヘッドライトの光が道路標識に当たり、その光がドライバーの目に帰って来る、この時の光の作り出す角度のことです。
反射シートは光源に向かって光を反射する性質(再帰性反射)を持っていますので、観測角が小さいほど明るく、逆に観測角が大きいほど暗くなります。夜間のドライバーの目がヘッドライトに近いほど標識が明るく見えるのはこのためです。
3M™ ダイヤモンドグレード™ DG³ 超高輝度反射シート広角プリズム型(フルキューブ)は、ハイ・インテンシティグレードプリズムの材料に比べて約2倍の反射性能があるため、より視認性の高い標識を作ることができます。また、より視認性の高い標識を作ることで、夜間の事故を最大46%削減できることがわかっています。
3M™ ダイヤモンドグレード™ DG³ 超高輝度反射シート広角プリズム型(フルキューブ)の詳細と、他のシートタイプとの比較については、次のページをご覧ください。
*Ripley, D.A, Howard R. Green Company, ITE AB04H313, Quantifying the Safety Benefits of Traffic Control Devices - Benefit-Cost Analysis of Traffic Sign Upgrades, 2005 Mid-Continent Transportation Research Symposium Proceedings.
道路標識用反射シートの諸性能は「道路標識ハンドブック」に準拠しています
薄暮時などヘッドライトをつけるかつけないか迷うような時間帯に高い視認性を発揮します。また霧発生時にも通常の色よりも視認性が高くなります。この画像は霧発生時の視認性比較です。
スペクトル(波長成分)の中で人の見える範囲が可視光線です。物体はスペクトルの大部分を吸収し、一部分が反射して色として見えます。これが可視スペクトルです。蛍光物質は短い波長を吸収し、放出される長波長が基本の色素に同調し、発色が際立ちます。
3M™道路標識輝度測定システムは、道路標識の視認性を簡単に測定判断し、劣化度の判断や更新計画策定に活用できるシステムです。
走行しながら夜間の道路標識を撮影し、専用ソフトで画像を輝度解析します。
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