道路標識は昼夜を問わず見える必要があるため、再帰性反射と呼ばれる技術が用いられています。様々な道路標識に関する課題と、3Mの反射シートがこれらの課題に対してどのように貢献できるのかについて、詳細をご覧ください。
3Mの反射シートは、道路標識、保安工事用サイン、視線誘導標などで高い再帰性反射性能を発揮します。超高輝度広角プリズム型反射シートは高輝度グレードの反射シートに対して2倍の反射性能を持っているので、夜間でもより高い視認性を確保することができます。
3Mでは、長期にわたる品質と性能を期待することができます。3Mの厳選された製品をご使用の場合、最大12年間の保証をご提供しています。また、反射シートの種類に応じて異なる保証内容をご用意しています。
再帰反射とは、光源から照射された光線の大部分を、再び光源へと帰す仕組みのことです。
再帰性反射は、光源(ドライバーなど)に近い位置で最も明るく見えます。その明るさは、光源の強さと、反射する材料の組み合わせによって決まります。
光学的な反射の定義としては、拡散反射、鏡面反射、再帰反射の3種類に分類されます。このうち反射シートに用いられているのは再帰性反射です。
入射角とは反射シート面に垂直に交わる線(法線)に対して投光器からの光が入って来る角度のことを言います。実際の道路上ではドライバーに対して道路標識がどのくらい斜めになっているかを表していると考えてください。
実際の道路上で言えば自動車のヘッドライトの光が道路標識に当たり、その光がドライバーの目に帰って来る、この時の光の作り出す角度のことです。
反射シートは光源に向かって光を反射する性質(再帰性反射)を持っていますので、観測角が小さいほど明るく、逆に観測角が大きいほど暗くなります。夜間のドライバーの目がヘッドライトに近いほど標識が明るく見えるのはこのためです。
道路標識用反射シートの諸性能は「道路標識ハンドブック」に準拠しています
3M™ ダイヤモンドグレード™ DG³ 超高輝度反射シート広角プリズム型(フルキューブ)は、ハイ・インテンシティグレード高輝度プリズム型反射シートに比べて約2倍の反射性能があるため、より視認性の高い標識を作ることができます。また、より視認性の高い標識を作ることで、夜間の事故を最大46%削減できることがわかっています。
薄暮時などヘッドライトをつけるかつけないか迷うような時間帯に高い視認性を発揮します。また霧発生時にも通常の色よりも視認性が高くなります。この画像は霧発生時の視認性比較です。
スペクトル(波長成分)の中で人の見える範囲が可視光線です。物体はスペクトルの大部分を吸収し、一部分が反射して色として見えます。これが可視スペクトルです。蛍光物質は短い波長を吸収し、放出される長波長が基本の色素に同調し、発色が際立ちます。
3M™道路標識輝度測定システムは、道路標識の視認性を簡単に測定・判定し、劣化度合いの把握や更新計画の立案に利用できるシステムです。
夜間に走行しながら道路標識を撮影し、専用ソフトウェアで輝度を解析するシステムです。
道路標識には、大きく分けて、案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種類があります。また、補助標識は本標識の意味を補足するため設置されます。
交通の安全と円滑な運行を図るために、道路標識を正しく理解することが必要です。
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