患者様の皮膚トラブルの一つに、医療関連機器圧迫創傷(MDRPU:Medical Device Related Pressure Ulcer)があります。MDRPUは、医療現場で使用される様々な医療機器による圧迫で生じる創傷です。
「ケア計画の立案と実施」における基本事項の中でも、「外力低減ケア」に注目し、フィッティングの工夫をご提案します。フィッティングを工夫してMDRPUを防ぐには、
1)適切な製品を選択し、適正に使用する
2)スタッフへの継続的な院内教育・情報提供を行う
ことが大切です。
参考:「ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理」 一般社団法人日本褥瘡学会(2016)
http://www.jspu.org/jpn/info/pdf/bestpractice.pdf
4位 NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)マスク
5位 下肢装具(整形靴、短下肢装具、長下肢装具など)
6位 弾性包帯(圧迫包帯・包帯)
7位 抑制帯
8位 上肢装具(指装具、把持装具、肩装具など)
9位 自動血圧計マンシェット
10位 間欠的空気圧迫装置
出典:「ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理」一般社団法人日本褥瘡学会(2016) http://www.jspu.org/jpn/info/pdf/bestpractice.pdf
レベル3a
障害の継続性:一過性
障害の程度:中等度
「簡単な処理や治療を要した(消毒、湿布、皮膚の縫合、鎮痛剤の投与など)」
出典:「インシデント影響度分類」医療安全管理協議会(2018年6月1日時点)
http://www.univ-hosp.net/guide_cat_04_4-2.pdf
「ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理」一般社団法人日本褥瘡学会(2016)
http://www.jspu.org/jpn/info/pdf/bestpractice.pdf
■機器選択
■フィッティング
出典:「ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理」一般社団法人日本褥瘡学会(2016)
http://www.jspu.org/jpn/info/pdf/bestpractice.pdf
3M™ マイクロフォーム™ サージカルテープを使用した固定方法です。血管留置カテーテルの接続部やクランプによる圧迫、チューブによる耳介の圧迫を防ぐための工夫をご紹介しています。
再生時間:1分24秒
皮膚にやさしく、しっかり固定できる、伸縮テープを使用したチューブのΩ固定方法のコツをご覧いただけます。
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皮膚にやさしく、更にしっかり固定できる、伸縮テープに切り込みを入れた、チューブのΩ固定方法のコツをご覧いただけます。
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3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。チューブが鼻翼を圧迫して潰瘍ができないよう配慮した固定テクニックをご紹介します。
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3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。2枚重ね貼りするとテープが剥がれやすくなるため、テープ1枚でしっかり固定する方法をご紹介します。
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看護手順の標準化には、知識の標準化が必要です。そのためには、スタッフへの継続的な教育が欠かせません。3Mでは、院内教育・勉強会などでお使いいただける動画資料をご用意しております。
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様々な医療関連機器が使用されるようになり、全圧迫創傷のうち医療関連機器によってできる圧迫創傷は、急性期病院で10~20%、小児病院では50%と言われています。医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)について日本褥瘡学会から、組織で取り組む、アセスメント、適切な除圧という指針が出され、各病院で取り組まれていることと思います。今回は、北里大学病院での取り組みについてお話を伺いました。