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3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット

  • 3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット

    軽く、薄いのに、あたたいかい

    軽量でコンパクトなディスポーザブルの保温ブランケットで、患者加温の効果をサポートします。術前、術中、術後の患者の身体にかけ、露出部を覆うことによって熱損失を防止し、保温します。

    複雑に絡み合った微細な繊維の間には、大量のデッドエア(動かない空気)が封じ込められています。そのため薄くてもすぐれた断熱性を発揮します。


包括的な3Mの体温管理ソリューション


院内での“患者保温”が必要な場面

  • 周術期
    周術期

    低体温による術後合併症(手術部位感染、心疾患、出血、薬物代謝・覚醒遅延、皮膚障害・褥瘡、シバリングなど)が心配される患者に対して

  • カテーテルなどの処置室
    カテーテルなどの処置室
    薄着で長時間処置を受けるため寒さを訴える患者に対して
  • 外来・病棟
    外来・病棟
    感染、炎症、薬の副作用などの原因で悪寒を訴える患者に対して

院内で使われる保温材と求められる条件

院内で使われる保温材には、以下のようなものがあります。
・(電気)毛布
・タオルケット
・バスタオル
・使い捨てブランケット
・ホットパック

選択肢は多くありますが、院内で求められる保温材は、家庭のそれとは異なります。

院内で使用する保温材の条件は、「安全に使えて、効果的に温まる」こと

院内には患者保温が必要な場面、患者の状態・状況は様々で、家庭よりも高いレベルで「安全に使えて、効果的に温まる」保温材が求められます。この条件を第一に考え開発されたのが、「3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット」です。


3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット

3つの特長

院内で様々な患者やシーンに対応し、安全で効果的な保温を実現するために必要な条件を満たす保温ブランケットです。

3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット 3つの特長

1)高い保温性

  • 3M™ シンサレート™ 高機能中綿素材

    その秘密は、複雑に入り組んだマイクロファイバー構造

    薄く、軽く、そして暖かい理想的な断熱素材である3M™ シンサレート™ 高機能中綿素材でできた“かけるだけであったかい”保温ブランケットの秘密は、複雑に絡み合った微細な繊維の間に大量の空気を閉じ込めることができる構造。
    3M™ シンサレート™ 高機能中綿素材は、寒い季節に、より快適に過ごせる素材として開発されました。微細な繊維構造により優れた断熱性を実現。「暖かくて、厚くない」を可能にする技術です。 科学的分析に基づき、全世界でウィンタースポーツウエア、タウンカジュアルウエアからファッショナブルウエア、手袋、ブーツ、帽子、寝具にまで採用され、スリムで快適な暖かさをお届けしています。

  • 保温性能試験

    グラフでは、数値が高いほどその保温材の保温率が高いことを示しています。3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット(本品)は、軽く、薄いのに、毛布と同様のあたたかさを提供することがわかります。
    ※ 数値はカケンテストセンターで実施した試験結果で、規格値、保証値ではありません。
    ※ 毛布の材質はアクリル、タオルケット・バスタオルの材質は綿です。手術室等で使用される市販品の一例です。

  • 保温性能試験

周術期の低体温リスク

周術期の低体温は、様々な合併症リスクを増大させます。手術部位感染や死亡率の増加、血液凝固異常、薬剤副作用延長・変容、心筋虚血と心血管障害、シバリングや低体温による不快感、覚醒遅延などが心配されるため、より厳格な低体温予防が必要とされます。
特に低体温リスクの高い全身麻酔症例においては、加温装置が使用されていることが多いですが、それだけでは不十分な場合、加温の効果を補う目的で保温材を使用します。

周術期の低体温リスク

1. Young V, Watson M. Prevention of Perioperative Hypothermia in Plastic Surgery. Aesthetic Surgery Journal. 2006;551-571. 2. Sessler, DI. Perioperative Heat Balance. Anesth. 2000;92:578-596. 3. Sessler DI. Current concepts: Mild Perioperative Hypothermia. New Engl J Med. 1997; 336(24):1730-1737. 4. Sessler DI, Kurz A. Mild Perioperative Hypothermia. Anesthesiology News. Oct 2008: 17-28. 5. Kurz A, Sessler DI, et al. Perioperative Normothermia to Reduce the Incidence of Surgical-Wound Infection and Shorten Hospitalization. New Engl J Med. 1996;334:1209-1215. 6. Melling AC, Ali B, Scott EM, Leaper DJ. Effects of preoperative warming on the incidence of wound infection after a clean surgery: a randomized controlled trial. Lancet. 2001;358(9285):876-880. 7. Bush H Jr., Hydo J, Fischer E, et al. Hypothermia during elective abdominal aortic aneurysm repair: The high price of avoidable morbidity. J Vasc Surg. 1995;21(3): 392-402. 8. Schmied H, Kurz A, et al. Mild hypothermia increases blood loss and transfusion requirements during total hip arthroplasty. The Lancet. 1996;347(8997):289-292. 9. Rajagopalan S, et al. The Effects of Mild Perioperative Hypothermia on Blood Loss and Transfusion Requirement. Anesth. 2008; 108:71-7. 10. Heier T, Caldwell JE, Sessler DI, et al. Mild intra-operative Hypothermia Increases Duration of Action and Spontaneous Recovery of Vecuronium Blockade during Nitrous Oxide-Isoflurane Anesthesia in Humans. Anesth. 1991;74(5):815-819. 11. Frank SM, Fleisher LA, Breslow MJ, et al. Perioperative maintenance of normothermia reduces the incidence of morbid cardiac events. JAMA. 1997;277:1127-1134. 12. Fossum S, Hays J, Henson MM. A Comparison Study on the Effects of Prewarming Patients in the Outpatient Surgery Setting. J PeriAnesth Nurs. 2001;16(3):187-194. 13. Wilson L, Kolcaba K. Practical Application of Comfort Theory in the Perianesthesia Setting. J PeriAnesth Nurs. 2004;19(3):164-173. 14. Lenhardt R, Marker E, Goli V, et al. Mild intra-operative Hypothermia Prolongs Postanesthetic Recovery. Anesth. 1997; 87(6):1318-1323. 15. Scott AV, Stonemetz JL, Wasey JO, Johnson DJ, Rivers RJ, Koch CG, et al. (2015) Compliance with Surgical Care Improvement Project for Body Temperature Management (SCIP Inf-10) Is Associated with Improved Clinical Outcomes. Anesthesiology 123: 116–125.

3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット 3つの特長

2)感染リスクの低減

  • 発塵性試験

    グラフでは、手術室等での手術部位感染等の原因としても懸念されている“リント”、保温材そのものの繊維の脱落による発塵に関する試験結果を表しています。
    手術室でも保温材としてよく使われているバスタオルと比較しても、3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット(本品)は、低リント性を実現できているのがわかります。
    この素材の特性も、より厳格な感染対策の徹底が必要とされる場面の多い院内での安全な使用にお役立ていただけます。

  • 発塵性試験

3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット 3つの特長

3)様々な用途に対応

  • 最大4分割に切り離しが可能
    縦にはミシン目が入っているため、手で簡単に切り離すことができます。また、横はハサミで切ってもそこからほつれることがないように設計されています。
  • 最大4分割に切り離しが可能
  • 「使用方法|3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット (3M™ ベアーハガー™ ブランケット585併用例)」
    「使用方法|3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット (3M™ ベアーハガー™ ブランケット585併用例)」

    (再生時間:1分10秒)


使用の一例

手術室

一枚で全身保温から、術野に応じた様々な使用方法が可能です。


手術室での温風式加温装置との使用例
心臓カテーテル室

薄着で意識下の処置のため、寒さを訴える患者の多い心臓カテーテル室で、適切な保温をすることで患者満足度が向上します。3M™ かけるだけであったかい保温ブランケットなら、穿刺部位や処置の邪魔をせずに様々な保温を検討できます。


心臓カテーテル室での使用例
交差感染が心配される場面

新型コロナウイルス感染症を始めとする感染者および感染疑いの患者が入院・検査するような場面、また、救急車、ER、外来、生理検査室などで感染の状況がわからない患者を処置する場面など、交差感染が心配される様々な院内の場面でも、3M™ かけるだけであったかい保温ブランケットは必要な時に安心して使用できます。


交差感染が心配される場面

3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット(未滅菌)

  • 3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット
    製品番号 素材 サイズ
    KAB-1214 PP(ポリプロピレン)
    PET(ポリエチレンテレフタレート)
    1,200mm×1,400mm

    本品は単回使用です。

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