1. トピックス1:粘着製品による皮膚トラブル対策
医療用製品
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トピックス1:粘着製品による皮膚トラブル対策


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皮膚トラブルの原因とは?

粘着製品による皮膚トラブルの原因には、貼付中に起こる“発赤・水泡・かゆみ・痛み・浸軟”、剥がすときに起こる“スキン-テア・角質剥離”、剥がした後に起こる“発赤・痛み”があります。

皮膚トラブルの原因
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スキン-テア(スキンテア)とは?

スキンテア(Skin Tear:皮膚裂傷)とは、通常の医療・療養環境の中で生じる摩擦やずれによって、皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷(部分層損傷)です。主に高齢者に発生し、医療用テープ・フィルムドレッシング材などの粘着製品を剥がす時に起こりやすいです。

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皮膚トラブルの一つであるスキン-テアについては、テープ剥離時が最も多いと報告されており、施設によっては医療安全の観点からインシデントとして報告しているところもあり、粘着製品による皮膚トラブルへの関心や対応の重要性は日本でも高まってきているといえます。

どんなときにスキン-テアが発生する?

スキン-テア(皮膚裂傷)発生時の状況において、もっとも多いのは「テープ剥離時」です。



  • 状況 部位数 %
    テープ剥離時 162 17.5
    転倒した 109 11.8
    ベッド柵にぶつけた 92 9.9
    車椅子移動介助時の摩擦・ずれ 43 4.6
    入浴・清拭等の清潔ケア時の摩擦・ずれ 38 4.1

    スキン-テア発生時の状況)(N=925)より上位5項目を抜粋

    ベストプラクティス スキン-テア(皮膚裂傷)の予防と管理より(一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会)

  • 皮膚トラブル
診療報酬ではどう評価する?

入院基本料の褥瘡対策に関する危険因子の評価にスキン-テアが加わり、「褥瘡対策に関する診療計画書」の様式も変更されました。

入院中の患者に対する褥瘡対策

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対策


 

1)患者のリスクアセスメントを行う

 

個体要因のアセスメントを行い、リスクの高い患者を予測するためには、スキン-テアの予防と管理のアルゴリズムにおける個体要因のリスクアセスメント表が参考になります。また、患者様のアレルギーおよび過敏症の既往歴を把握しておくことも対策の一助となります。

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個体要因のリスクアセスメント表

計14項目中1項目でも該当すると個体要因におけるリスクありと判定する。

個体要因のリスクアセスメント表

※一般社団法人日本創傷・オストミー・失禁管理学会,ベストプラクティス スキン-テア(皮膚裂傷)の予防と管理(2015)より引用


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2)粘着製品の特徴を理解して、用途に応じた製品を選択する

医療用テープやドレッシング材など様々な種類の粘着製品がありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。皮膚に直接触れる“粘着剤”に着目してみましょう。

 

  • 粘着剤の種類と特徴(弊社のこれまでの知見・検討に基づく分類)
    種類 長所 短所 その他
    アクリル系 保持力が高くずれにくい。
    角質剥離が少ないタイプもある。
    貼付直後は粘着が弱い。
    一部の素材に粘着しにくい。
    製造法により溶剤系。エマルジョン系、ホットメルト系などと表記することがある。
    ゴム系 貼付直後から良く粘着する。 保持力が弱く、ずれやすい。
    糊残りしやすい。
    浸透性が低く蒸れやすい。
    時間が経つと劣化しやすい。
    天然ゴムラテックス由来の場合はアレルギー反応を起こす可能性がある。
    シリコーン系 貼付直後から良く粘着する。
    どの素材にも安定して粘着する。
    角質剥離が少ない。
    保持力が弱く、ずれやすい。
    比較的高価。
     
    ウレタン系 保持力が高くずれにくい。
    角質剥離が少ないタイプもある。
    貼付直後は粘着が弱い。
    一部の素材に粘着しにくい。
     
  • 粘着力と接触時間との関係

    テープを皮膚に貼付した直後の粘着力は弱く、粘着剤が皮膚の凹凸になじむように濡れ広がり、接触面積が増加していくにつれて粘着力も上昇します。更に時間が経過すると、皮膚の代謝や発汗などによって粘着力は低下していき、剥がれやすくなっていきます。

    粘着力と接触時間との関係



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    粘着剤が皮膚になじむ様子

    • 貼付直後

      粘着剤を貼った直後は、皮膚の微妙な凹凸の高い部分に粘着しています。

    • 粘着力最大事

      粘着剤が皮膚の凹凸に馴染むように濡れ広がり、接触面積が増加していくにつれて、粘着力も上昇します。

    • 長時間経過後

      さらに時間が経過すると、粘着力は、皮膚の代謝や発汗などによって低下していき、剥がれやすくなっていきます。

  • 粘着力と表面の粗さとの関係

    テープを貼る対象物(皮膚やチューブなど)の表面の粗さによって、同じテープでも貼った直後の粘着力が異なります。表面が滑らかであれば粘着剤が濡れ広がるのが早く、粘着力が強くなる一方で、表面が粗いと、濡れ広がりが遅くなります。高齢者の場合、皮膚の表面が粗い場合が多いので、特にしっかり押さえて圧着すると剥がれにくくなります。

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    • 表面が滑らか

      初期のぬれ広がりが早い。

    • 表面が粗い

      初期のぬれ広がりが遅い。

    • <イメージ図>


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患者の状態や使用用途に合わせて、適切な製品選択を行いましょう。

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患者の状態や使用用途に合った製品を選択したら、それを適正に使用することも大切です。皮膚トラブルは、テープを貼るとき・剥がすときに簡単にできる、ちょっとしたコツで防げる場合もあります。

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■テープを貼るとき

  • テープ貼り方1

    シワが入らないように、伸ばさずにはります。皮膚やチューブに指の腹で優しく圧着します。

  • テープ貼り方2

    あらかじめテープを適切な長さにカットし、中央部からテープを引っ張らずに貼ります。

  • テープ貼り方3

    臨床上必要な場合以外はテープを引っ張らずに貼ってください。

  • テープ貼り方4

    同じ部位に繰り返し貼り剥がしする場合は、テープの下地としてあらかじめ皮膚剤を塗布しておきます。

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■テープを剥がすとき

  • テープ剥がし方1

    テープを約180°に折り返します。

  • テープ剥がし方2

    皮膚が持ち上がらないように手で押さえながら、ゆっくりと剥がします。

  • テープ剥がし方3

    より優しく剥がすためには、剥離剤を皮膚と粘着剤の隙間に染み込ませるように使用して、テープを折り返しながら剥がします。


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<テープの使い方のコツを動画でまなぶ>

  • 基本のテープの貼り方動画

    基本のテープの貼り方

    皮膚への負担をできるだけ少なくした、基本のテープの貼り方です。

     

    再生時間:38秒

     

  • 伸縮テープの剥離紙の剥がし方動画

    伸縮テープの剥離紙の剥がし方

    手袋を装着した状態でも、簡単にパリッと剥離紙が剥がせるコツをご紹介しています。

     

    再生時間:34秒

  • 伸縮テープの貼り方・剥がし方動画

    伸縮テープの貼り方・剥がし方

    伸縮テープは伸ばして貼付すると、皮膚に緊張がかかりかぶれやすくなります。皮膚への負担の少ない方法で貼り剥がししましょう。

     

    再生時間:50秒

  • 圧迫止血時の固定方法動画

    圧迫止血時の固定方法

    3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。皮膚に貼る部分は伸ばさずにやさしく固定しましょう。

     

    再生時間:1分32秒

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<スキンケア製品の使い方を動画でまなぶ>

  • 皮膜剤の使用方法動画

    皮膜剤の使用方法

    粘着製品の剥離刺激からお肌を保護するために、皮膜剤を併用します。

     

    再生時間:2分1秒

  • 剥離剤の使用方法動画

    剥離剤の使用方法

    粘着製品をお肌からやさしく剥がす、剥離剤(リムーバー)の使用方法です。

     

    再生時間:1分34秒

  • 剥離剤と皮膜剤の使い分けによる皮膚トラブル対策動画

    剥離剤と皮膜剤の使い分けによる皮膚トラブル対策

    気管内チューブ、中心静脈カテーテル、対極板、サージカルドレープの使用に際して、剥離剤と皮膜剤のどちらを使用するとよいか、使い分けの目安を解説します。また、皮膚や各種チューブへの糊残りがあった場合の、剥離剤を使用した除去方法も紹介しています。

    再生時間:4分36秒


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3)スタッフへの継続的な院内教育・情報提供を行う

看護手順の標準化には、知識の標準化が必要です。そのためには、スタッフへの継続的な教育が欠かせません。3Mでは、院内教育・勉強会などでお使いいただける動画資料をご用意しております。(※このコンテンツは会員限定公開です。閲覧をご希望の方は、会員サイトにご登録をお願いいたします。)

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院内教育動画サンプル(動画の一部をご覧いただけます。)

  • 医療用テープによる皮膚トラブル対策動画

    医療用テープによる皮膚トラブル対策

    皮膚トラブルの原因と対策を体系的に学べる勉強会テキストです。粘着剤による皮膚トラブルの原因と対策、テープの基本構造や適正使用などをご紹介しています。院内勉強会や個人eラーニング用としてご活用いただけます。

     

    再生時間:2分51秒

  • はくり剤・皮膜剤の適正使用動画

    はくり剤・皮膜剤の適正使用

    特に皮膚の脆弱な患者様の場合、粘着製品による皮膚トラブルを起こさないための対策が重要です。本資料では、はくり剤・皮膜剤の機能をわかりやすく解説し、製品の使い方のコツをご紹介しています。

     

    再生時間:2分4秒

  • スキン-テアについての動画

    スキン-テアについて

    スキン-テアの発生要因、発生時の対応、発生・再発する前にできることについて体系的に学べる勉強会テキストです。院内勉強会や個人eラーニング用としてご活用いただけます。

    再生時間:1分9秒


スキン-テア対策の一つのポイントが医療用テープによる予防・管理などのケアです。スタッフおよび患者教育などについて、お話を伺いました。


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