空気感染対策とN95マスク

  • 日本は結核の中まん延国です

    平成24年度、日本の新結核登録患者数は22,681人、人口10万人当たりの新登録患者数は16.7でした。

    これは世界の先進各国と比較しても、非常に高い数値で、日本は今でも結核の中まん延国だと言えます。

    国内の傾向として、新登録結核患者数の半数以上は高齢者が占めています。
    そして、若年者では外国籍の患者が多い傾向にあります。

  • 医療従事者の高い結核感染リスク

    結核患者の治療にあたる日本の医療従事者も、高い感染リスクにさらされています。

    事実、毎年500人以上の医療従事者が、結核に感染しています。

医療現場での結核の予防策は3つあります

結核菌の伝播予防策として、世界的に評価が高いCDC( 米国疾病予防管理センター) のガイドラインでは、3つの予防策を提唱しています。
  • ①管理面での予防策

    QuantiFERONは、QIAGENグループの商標です。

  • ②環境面での予防策
  • ③呼吸器防護策

呼吸器防護策に関する CDC ガイドラインの記述を見てみましょう

N95マスクの着用が強く推奨されています

N95マスクとは?

空気感染を起こす病原菌は、0.5μm以下の飛沫核となり空気中を浮遊します。
N95マスクは、最も捕集しにくいと言われる0.3μmの微粒子を95%以上捕集できることが確認されているマスクです。

静電気で微粒子を吸着

正しく装着するには3つのポイントがあります

  • 鼻やあごの周囲の空気漏れに注意しましょう

    ポイント:1  自分の顔にフィットしたマスクを使いましょう

    N95マスクには折りたたみ式とカップ型があり、サイズも大小が用意されています。

    ポイント:2  鼻やあごの周囲の空気漏れに注意しましょう

    鼻やあごの周囲は漏れやすい箇所です。注意して確認しましょう。

    ポイント:3  日々のチェック、定期的なチェックを欠かさずに

    N95マスクを装着する度に、その都度漏れのチェックを行いましょう。顔の輪郭は変化します。N95マスクが自分の顔に本当にフィットしているかどうか、顔を動かして漏れをチェックしましょう。定期的にフィットテストも行いましょう。


3MのN95マスク

 

3MのN95マスクは、サージカルマスクとしての液体防護性があり、血液・体液の曝露予防にも有用です。医療施設では、無菌野を保つ必要のある場面や、医療従事者が手術中・病棟でのケアの最中など血液・体液に曝露するリスクがあるため、液体防護性を備えています。 様々な異なる顔の形・サイズにフィットするN95マスクを選択できるように、カップ型、三つ折、二つ折の3種類をご用意しています。

  • 3M™ N95微粒子用マスク(医療用)

    3M™ N95微粒子用マスク(医療用)

    カップ型 レギュラーサイズ(製品番号:1860)
    カップ型 スモールサイズ(製品番号:1860S)

     

    • カップ型のため顔への密着性が高く、装着が簡単です。
    • 捕集効率試験において、0.3マイクロメートルのNaCl粒子を95%以上捕集します。
    • 液体防護性があり、血液・体液の曝露予防にも有用です。

     

     

     

     

  • 3M™ Aura™ N95微粒子用マスク(医療用)

    3M™ Aura™ N95微粒子用マスク(医療用)

    三つ折 (製品番号:1870+)

     

    • 着用時にズレにくい可動式三面構造です。
    • ノーズクリップにより、呼気の漏れやメガネの曇りを防ぎます。
    • 首元まで届く顎あて部によりフィット性に優れています。
    • 捕集効率試験において、0.3マイクロメートルのNaCl粒子を95%以上捕集します。
    • 液体防護性があり、血液・体液の曝露予防にも有用です。

     
     

  • 3M™ VFlex™ N95微粒子用マスク(医療用)

    3M™ VFlex™ N95微粒子用マスク(医療用)

     

    二つ折 レギュラーサイズ(製品番号:1804)
    二つ折 スモールサイズ(製品番号:1804S)

     

    • 広い表面積と、柔らかいプリーツ形状が、マスクと口の間に十分な空間を保ち、着用時の会話と呼吸を妨げません。
    • 捕集効率試験において、0.3マイクロメートルのNaCl粒子を95%以上捕集します。
    • 液体防護性があり、血液・体液の曝露予防にも有用です。
    • 燃え広がりにくさの認証を受けています。