このような時だからこそ、私たちはいつも以上に医療従事者と患者の皆さまが安全で健康であることを最優先に考えています。
3Mは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急激な変化に対応するため、最も必要とされている場所に製品を供給しています。世界中で、重要な製品の提供を支援するために、ヘルスケア領域の顧客、政府、医療関係者と協力しており、米国、アジア、ヨーロッパ、中南米を含むグローバルな製造施設で、生産を増大しています。
COVID-19のアウトブレイクは、2020年3月11日に世界保健機関(WHO)によってパンデミックと宣言されました。WHOの報告 [the WHO-China Joint Mission on Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) February 2020 (PDF, 1.48 MB) ]によると、高齢者や、肺、心臓、または免疫系の基礎疾患がある場合、一定の割合で入院を必要とし、重篤化するケースがあると言われています。
保健局はこの疾病がどのように伝播するのか研究を続けていますが、WHOとCDC(Centers for Disease Control and Prevention:米国疾病予防管理センター)は、COVID-19の疑いがある人やCOVID-19患者との接触時には、医療従事者に空気感染予防策を推奨しています。※1、※2
※1 World Health Organization. Infection prevention and control during health care when COVID-19 is suspected. Interim guidance, 19 March 2020.
※2 Centers for Disease Control and Prevention. Interim Infection Prevention and Control Recommendations for Patients with Suspected or Confirmed Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) in Healthcare Settings
感染対策ICTジャーナル vol.16 No.2 2021 別刷
「新型コロナ対策下の日常診療マネジメント―新型コロナの影響と運営方法の実際② 手術室」
執筆者:
横浜市立大学附属病院 医療の質・安全管理部 部長/診療教授 菊地 龍明 先生
エアロゾルを発生する手技への対策など、手術室での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防対策に参考になる情報が掲載されています。
この「COVID‐19患者の周術期ケア(Perioperative Care of the COVID‐19)」は、8つのセクションと3つの付録で構成されており、パンデミック時における臨床医や施設の安全な周術期ケアをサポートする内容となっています。本ガイドの冒頭に掲載する「共同声明:COVID‐19パンデミック後の待機的手術再開のためのロードマップ(Joint Statement: Roadmap for Resuming Elective Surgery after COVID‐19 Pandemic)」は、米国周術期看護師協会(AORN)、米国外科学会、米国麻酔学会、米国病院協会が共同で作成した文書であり、手術エリアや処置エリアでの医療再開に向け、施設が従うべき原則と考慮す べき点が記載されています。
個人用防護具(PPE)は、医療従事者自身の感染対策として重要です。医療従事者は、患者のケアを確実に行うために、毎日リスクのある環境に自らを置いています。PPEを長時間使用すると、特に顔や手などにスキントラブルが起こる場合がありますが、このような場合のケアも忘れずに行ってください。適切なPPEを選択するだけでなく、それらを正しく装着し、必要時には積極的にスキンケアを行うことで、より患者のケアに集中できるでしょう。3Mには、これらのニーズにお応えできるソリューションがあります。
3Mは、COVID-19パンデミックに対する公衆衛生と政府の対応を支援することをお約束します。しかし、医療従事者の皆さまが3Mの営業担当者と直接面談することが難しい現状も理解しています。このような困難な時期だからこそ、皆さまのお役に立てるコンテンツをオンラインで 提供したいと考えています。
クリティカルケア領域のスタッフは常に最前線に立ち、毎日患者ケアを提供していますが、このCOVID-19パンデミックの間はなおさらです。集中治療を必要とする患者のケアを学んだICUスタッフを守ることが、より効果的なケアの提供につながります。3Mでは、最も切望されているケアを提供するクリティカルケア領域の医療従事者をサポートするコンテンツを準備しています。
特に重大な危機的状況の中で、医療従事者と患者を交差感染から守ることは、継続的に続く課題と言えるでしょう。施設内の人、環境、医療機器から細菌やその他の汚染物質が広がるリスクを低減するために有用な製品があります。
● 聴診器の清掃方法は こちら
【感染対策関連製品】
● 3M™ シングルペーシェント聴診器
隔離予防策を必要とする患者のケアにおいて用いる、患者専用聴診器です。
● 3M™ かけるだけであったかい保温ブランケット
軽量でコンパクトなディスポーザブルの保温ブランケットで、患者加温の効果をサポートします。
● 3M™ キュロス™ プロテクタ
イソプロピルアルコールを含浸したフォーム付きキャップで、ニードルレスコネクタの汚染防止・保護に用います。
● 3M™ マスクにくっつくアイガード
ワンタッチでサージカルマスクに装着できる眼の防護具です。
病院や医師たちは、予想よりも早く患者を自宅に移す必要があるかもしれません。そうすることで、病床や医療資源を確保でき、医療従事者や感染リスクの高い患者がウイルスや他の病気に罹患することを防ぐのに役立つかもしれません。また、一部の患者については創傷治癒のためにクリニックに通ったり在宅医療を受けるのに制限がかかる可能性があります。3Mは、病院外の患者の継続的なケアを可能とするためにサポートします。