空気中の汚染物質は多くの場合、人間の呼吸によって体内に取り込まれます。作業場の汚染物質を軽減し、環境を改善することはとても大切なことですが、最終的に体内に取り込まないためには、呼吸用保護具が重要な役割を担っています。
そのためには高い捕集効率を持つ性能のよい呼吸用保護具を選択する必要があります。しかし、いかに性能の良いマスクを使用していても、その使用方法が不適切であったり、マスクがフィットしていなかった場合は、その効果は損なわれてしまいます。
マスクの性能を最大限に引き出すためには、作業内容や用途に適したマスクを選択し、自分に合ったマスクをいつも正しく装着することが重要です。
正しく装着するためには、装着するたびにフィットチェックを行い、空気の漏れの有無を確認することが必要です。フィットチェックは、防じんマスク、防毒マスク、面体形の電動ファン付き呼吸用保護具ともに必要なものです。
取替え式防じんマスク、防毒マスクには専用のフィットチェックツール(別提供)をご用意しています。
いくら高性能のマスクを装着していても、顔のサイズにあっていないと、顔と面体の間に隙間ができ、そこから粉じんやガスが漏れこみます。このような状態では有害物質から身を守ることはできません。ご自分の顔のサイズに合ったマスクを正しく装着しましょう。