~胴ベルトからフルハーネスへ~
2022年1月2日 改正労働安全衛生法施行
高所作業ではフルハーネスの使用が原則になります
作業床および柵等の落下防止策が施されている場合を除き、適切な墜落制止用器具の選択が必要になります。また特別教育の対象になります。
新規格品(墜落制止用器具)のみ使用可能です
国際基準に適合させた規格に変更されます。
フルハーネスはしっかりとベルト調整を行い、正しく着用することが重要です。体格にあった正しいサイズのフルハーネスを選択するとともに、ベルトの長さが簡単に調整することができるか、しっかりと着用した状態でも動きやすいかや着心地は、重要なポイントです。
使用可能な質量を確認するフルハーネスには 100㎏、128㎏など使用可能な質量が設定されています。着用者の体重だけではなく、道具など装備を含めた質量に耐えられるフルハーネスを選択することが必要です。
万一、墜落した際にも安心ができる製品を選択するフルハーネス、ランヤードは作業中に万一落下してしまった際に重要な保護具です。墜落制止時の衝撃をしっかりと分散、安定した姿勢で救助を待つことができるフルハーネスを選択することが大事です。
作業者の腰以上の位置にのみフックをかける場合は、タイプ1のランヤード(第一種ショックアブソーバ付)を使用することができますが、足元より上で腰よりも低い位置にもフックをかける場合はタイプ2のランヤード(第二種ショックアブソーバ付)を選択する必要があります。
使用可能な質量を確認するランヤードにも、フルハーネス同様 100㎏、128㎏など使用可能な質量が設定されています。着用者の体重だけではなく、道具など装備を含めた質量に耐えられるフルハーネスを選択することが必要です。
落下距離を計算し、地面に衝突しないものを使用する落下距離は様々な条件によって決まるため、同じランヤードでも、フックをかける高さ等により使用できる作業床の高さは変わってきます。落下検知時のロック機能が備わった巻取り式ランヤードの場合は、落下時にランヤードのベルトがロックされるため、条件によっては作業床の高さ2mでも使用できる場合があります。