墜落防止

A - Anchors(アンカー類)

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アンカーコネクタは、ランヤード、安全ブロックなどを取り付けるものです。落下時に発生する荷重に耐えられるように設計されています。適切なアンカーは、作業内容、取付方法や構造物によって異なります。

主なアンカーとしては、ビームアンカー、アンカースリング、ホイスト(トライポッドやDavit アームなど)があります。

アンカーコネクタは、耐荷重を確認してから使用することが必要です。作業指揮者等の指導の下で設計および取り付け、使用することが必要です。アンカーは、万一の転落時に作業者が地面や障害物に衝突しないように、十分高い位置に取り付ける必要があります。

必要なアンカーの種類は?
必要なアンカーの種類は?
  • アンカーコネクタ

    墜落防止用のアンカーは、作業中の構造物に一時的または恒久的に取り付けるための器具で、ランヤードのフックや安全ブロックなどを接続するポイントになります。

  • 水平親綱

    水平親綱は、横方向に移動しながら作業をする際に使用します。一時的に設置する製品、恒久的に設置する製品があり、接続ポイントや接続方法、親綱を使用できる人数が異なります。

  • アクセスシステム

    アクセスシステムは、鉄道車両や航空機、各種車両の製造・点検などでの高所作業を必要とする設備の周囲に設置可能な、専用の墜落防止用アンカーポイントとなります。はしごによるアクセスシステム、可動式フレームがよく使用されます。

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アンカーコネクタ

アンカーコネクタ選定のポイント

アンカーコネクタには様々な種類があり、それぞれ特定の作業に適した機能を組み合わせて提供できるように設計されています。通常、検討するポイントは次の通りです。

  • 構造物と取り付けの種類
    構造物と取り付けの種類

    アンカーは接続する構造物により、さまざまな製品があります。また、接続対象の構造物に応じて取付け方法を選択する必要があります。最も汎用性が高いのは、さまざまな構造に対応できる巻き付け式のアンカーコネクタ(アンカースリング)です。ビームアンカー(H鋼用アンカー)、コンクリートアンカー、ルーフアンカー、端・開口部作業用アンカーなどもあります。

  • 取り外し可能・常設
    取り外し可能・常設

    頻繁に出入りするエリアに常設するものもあれば、取り外し可能で一時的なアンカーポイントとして使用するものもあります。常設アンカーは、通常、長期間の使用に耐え、長持ちするように、丈夫で耐久性・耐食性の高い素材で作られています。

  • 固定式か、可動式か
    固定式か、可動式か

    同じ場所に固定されるため、固定式アンカーは、作業者が簡単に見つけることができるアンカーポイントになります。ただし、使用時の作業範囲は制限されます。可動式アンカーは作業者の動きに追従して動くアンカーで、作業範囲を広げることができます。ランヤードや安全ブロックなどのサブシステムを連結することを推奨します。 

  • 耐久性、使いやすさ、強度
    耐久性、使いやすさ、強度

    全ての構成器具は、厳しい使用条件や、風雨などの環境にさらされても耐えられるように、丈夫で高品質の素材で作られている必要があります。また、安定して正確に作業できるよう、使いやすい器具であることが大切です。アンカーや接続用器具は、墜落制止、救助、ワークポジショニング、資材運搬など、用途や作業に応じて選定する必要があります。強度が高く軽量で使いやすいものをご選択ください。 

アンカーコネクタ製品ラインナップ

アンカースリング

最も汎用性が高いのは、さまざまな構造に対応できる巻き付け式のアンカーコネクタ(アンカースリング)です。素早く安全にアンカーポイントを準備できます。

 

カラビナ

自動でロックされるカラビナは、構成器具を互いに安全にしっかりと固定します。

 

ビームアンカー(H鋼用アンカー)

H鋼などの鉄鋼製の構造に容易に取り付けられる連結ポイントを備えたアンカーです。


水平親綱

水平親綱選定のポイント

水平親綱は仮設用(取り外し可能な製品)と常設用があります(ここでは工学的親綱システムを使用して、常設の水平親綱を構造物に設置する方法について詳しく説明します)。どちらの場合も、確認すべきポイントがいくつかあります。

  • アンカー構造の種類
    アンカー構造の種類

    H鋼や鉄筋スタッド、コンクリート柱、屋根など、システムを取り付ける構造物によって、必要になる専用システムの種類が決まる場合があります。目的の用途や構造に合わせて、精密に設計され、厳格な試験が実施されているシステムを選ぶことが極めて重要です。 

  • 親綱の種類
    親綱の種類

    親綱の種類は、システムの使いやすさや設置しやすさ、耐用年数、必要な地面までの距離に大きく影響する可能性があります。合成繊維ロープは軽量でコンパクトですが、亜鉛メッキを施した親綱やステンレススチール製の親綱は腐食や磨耗に強く、必要な地面までの距離も短くなります。

  • クリアランス要件
    クリアランス要件

    作業床と地面や障害物までの距離は「フォールクリアランス」と呼ばれ、システム選定時に非常に重要なポイントになります。アンカー取り付け位置の高さ、親綱の種類と長さなどの要素が、必要な地面までの距離に影響します。 

  • 使用者の人数
    使用者の人数

    水平親綱は、適切なアンカーポイントを継続して確保できない、水平方向に移動しながら作業をする作業者の保護に使用します。必ず、作業現場での人数を考慮して、作業者全員を安全に支えられるシステムを選定してください。


アクセスシステム

状況に応じたアクセスシステムの調整

標準的なアクセスシステムで対応できる場合もあれば、調整可能なモジュール式のシステムが必要なケース、まったく新しいカスタム設計が必要な場合もあります。3Mは専門知識と適切な製品によって、お客様のご要望を実現いたします。(日本国内で販売していない製品も含まれます。)以下の4通りの方法で、汎用性があり実績のある墜落防止用製品を特殊な作業環境に合わせて、カスタマイズできることもあります。

  • 標準設計
    標準設計

    3Mの標準的なシステム製品は、現場の多くの環境やアプリケーションに対応しています。詳しくお話を伺いながら、標準のシステムが適切か、カスタマイズが必要かを判断いたします。

  • カスタマイズ設計
    カスタマイズ設計

    カスタマイズされたアクセスソリューションは、用途の要件や設計上の制約を基に作成いたします。まず、お客様と3Mで必要な要件を決定します。安全性、それぞれの規格、人間工学に基づいた設計、使用する際の生産性に配慮しつつ、ソリューションのコンセプトを策定し、3Dでのデータを作成し、お客様とともに設計の調整を行います。 

  • エンジニアリング
    エンジニアリング

    エンジニアリング段階では、お客様の仕様に厳密に即して、モデルと図面を作製します。3Mはお客様とともに構造物の確認を実施し、適切な材料を選定し、器具の確認を行います。詳細なCAD図面が承認されたら、組み立て製造用の完全な製作図パッケージを作製します。

  • 組み立て製造
    組み立て製造

    最後に、熟練の溶接工と組立て工によって、お客様のプロジェクトが形になります。材料の調達やスケジュール設定から、組み立て、品質確認、納品、設置まで、3Mはお客様とともに、プロジェクトの導入に対応をいたします。


墜落防止ABCとは:

  • A: Anchors(アンカーポイント)

    A: Anchors
    (アンカーポイント)

  • B: Body Support(フルハーネス製品)

    B: Body Support
    (フルハーネス製品)

  • C: Connectors(ランヤード製品・安全ブロック)

    C: Connectors
    (ランヤード製品・安全ブロック)

  • D: Descent and Rescue (降下と救助)

    D: Descent and Rescue
    (降下と救助)

  • F: Fall Protection for Tools(工具の落下防止器具)

    F: Fall Protection for Tools
    (工具の落下防止器具)

  • A: Anchors(アンカーポイント)

  • B: Body Support(フルハーネス製品)

  • C: Connectors(ランヤード製品・安全ブロック)

  • D: Descent and Rescue (降下と救助)

  • F: Fall Protection for Tools(工具の落下防止器具)


墜落防止ABCとは:


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