低比重のSMC (Sheet Molded Composites)は、各種用途において、アルミ、マグネシウムなどの金属に比べ、実用的でコストメリットも高いと考えられます。これまでは3M™ グラスバブルズで可能な軽量化は、従来型の添加剤炭酸カルシウム、シリカ、クレイ配合時と比べ、最大30%軽量化できます。3Mの新製品では、密度1.0g/cm3で最大40%の軽量化が可能になります
スリーエムのグラスバブルズ新製品も導入され、標準から超軽量のSMC成形品を実現できるようになりました。性能とコストの両側面から最適なバランスを各用途向けに設計することができます
3Mの新製品使用によると、コンパウンダーや成形メーカーが、標準から超軽量のラインナップにより、性能とコストのバランスを最適化することができます
新製品3M™ グラスバブルズS32HSは、SMC成形品の比重を1以下に軽量化できます。耐圧強度は41.4MPaで、プロセスの厳しい条件下での耐久性があります。小粒径(平均粒径D50 25μm)ゆえに超軽量化とともに、塗装可能なクラスA表面を実現します
最近の樹脂複合材料は物性も改善され、様々な用途において、金属部品の置き換えがなされています。樹脂複合材料の使用により、軽量化とともに、コスト削減、部品点数を減らし、様々な形状を実現できます
世界市場での不安定な金属供給を背景に、SMCは、コスト的にも利点があります。鉄、アルミニウム、マグネシウムなどの金属の代替材料と考えられています。3M™ グラスバブルズをご使用いただくことで、自動車車体の軽量化、燃費の改善を可能にするとともに、競争力向上にもつながります
目に見える箇所にある自動車部品、特に外装部品は、構造に関わる部品と比べ、表面平滑性がもとめられます。一般に金属部品は表面平滑性、更には光沢性があります。小粒径の3M™ グラスバブルズを使用することで、従来のSMCと比べさらなる軽量化が可能になるとともに、クラスA表面も実現できます。
質量あたりのコストで考えると誤解があります。3M™ グラスバブルズは、製造コストを増加させず、部品の質量を低減できます
添加剤の体積 vs 質量
3M™ グラスバブルズの体積は、高密度の一般的な無機フィラーと大きく異なります。軽量3M™ グラスバブルズは、無機フィラーのおよそ7倍~15倍の体積を占めます
密度1.0g/cm3以下のSMC成形部品を実現。 3M™ グラスバブルズ S32HSは高耐圧強度41.4MPaであるため、成形工程での耐久性があります。粒径が小さい(メディアン粒径D50 25μm)ため、超軽量SMC成形品をクラスA表面で仕上げることができます