ファスナーの各タイプは、接着剤を使わずにさまざまな基材へ取り付けられるよう設計されています。一方のファスナーを、内装トリム等の部品に取り付けたもう一方のファスナーと嵌合させることで、両者をしっかりと固定します。2つのデュアルロックファスナーを押し当てると、ステム(茎部)がたわみ、キノコ状のヘッド(突起)が互いにスライドします。ヘッドが相手側を通り抜けると、ステムが元の位置に戻り、ヘッド同士がしっかりと噛み合います。高い引張強度を持ちながら、引き剥がす動作を加えるだけで、簡単に外すことができます。位置合わせや再調整がしやすく、脱着に道具は不要です。
3Mのデュアルロックシリーズは、単なる接合技術にとどまりません。内装の分解を容易にし、自動車の循環型デザインを可能にします。3Mデュアルロックの最大の特徴は、「必要な時に繰り返し脱着できる」機能にあります。取り外しに時間のかかる従来の接着剤やファスナーとは異なり、デュアルロックは最小限の手間で剥離・再装着が可能です。この特性は、特に自動車内装用途で大きなメリットをもたらします。
特長
車両の寿命が限られている自動車業界において、簡単に、かつ繰り返し脱着可能な3Mデュアルロックの機能は極めて重要です。廃車時や改修の際にも、3Mのデュアルロックシリーズなら、最小限の手間と時間で内装部品の取り外し・交換が可能です。部品を分解して、さまざまな廃棄物処理フローへの分別・再利用が可能になり、材料廃棄物の削減に貢献します。こうした取り組みの積み重ねが、自動車業界における循環型経済の促進につながります。
用途に応じた形状、取り付けタイプなど、さまざまなバリエーションをご用意。異なるステム密度で嵌合力の調整も可能です。
デュアルロックファスナー(成形タイプ):
デュアルロックファスナー(ロールタイプ):
ステム密度と係合面積の組み合わせにより、用途要件に応じた比例的な嵌合力と剥離力を調整可能。デュアルロックファスナーには、3つのステム密度タイプ(25.4mm角あたり約400本、250本、170本)があり、同一ステムあるいは異種ステムを組み合わせることで、強力な固定や適度な固定を調整できます。
詳しくは製品カタログをご覧ください。
3Mデュアルロックシリーズのメリットは、循環経済の促進にとどまりません。自動車内装用途における、部品取り付けの効率化にも貢献します。トリムパネルやヘッドライナーなど、内装部品の固定用途において、デュアルロックは信頼性と堅牢性の高い接合ソリューションを提供します。汎用性、耐久性、使いやすさを兼ね備えた、理想的な選択肢です。
自動車業界がライフサイクル終了後の循環型経済へ変革を進める中、3Mデュアルロック自動車用ファスナーシリーズは、自動車内装の未来を切り拓く重要な役割を果たしています。必要な時に繰り返し脱着できるという革新的な機能により、廃棄物削減とリサイクル性の向上を実現し、業界全体の目標達成を支えています。自動車業界がより循環型の未来へと移行する中で、車両ライフサイクル終了後の循環性を向上させるデュアルロックシリーズの貢献度は、計り知れません。これは、イノベーションが前向きな変化を生み出し、再利用や修理を可能にすることで、お客様のサステナビリティ目標達成を後押しできることの証です。